お茶の都・杭州そぞろ歩き(その5)
2008年4月28日(月)、再び杭州空港。
西湖遊覧も済んで、杭州はたったの二泊三日、もう瀋陽へ帰らねばなりません。ホテルからタクシーで杭州空港へもどってきました。登場予定のフライトは、アモイ発杭州経由瀋陽行きのアモイ航空MF8061便。杭州発は14:45なので、いつもなら一時間前の13:45までに行けば十分なのですが、オリンピックを控えて国内線もセキュリティチェックが厳しくなっているとのことなので12:45にはもう空港へ到着しました。
チェックインを済ませて搭乗ゲートへ進むと、瀋陽行きは遅れるとのアナウンス。遅れる理由は「航空管制のため」とのこと。「航空管制のため」ってなんだ?? この日はアモイや福州を発着地とするアモイ航空のフライトが軒並み遅れていたので、もしかすると福建省沿岸で軍事演習でも行われて上空の飛行に制限がかかったのかもしれません(この日のことは未確認ですが、中国ではそういうことはよくある)。
杭州のある浙江省の南は福建省なので、福建省アモイ(厦門)に拠点を置くアモイ航空が杭州にもたくさんやってきます。この日はアモイ航空に遅れが集中していたので、アモイ航空の機材が杭州に滞留し、まるでアモイに来ているような気になりました。
やがて、瀋陽行きMF8061便の出発時刻が明らかになりました。16:05とのこと。定刻より1時間20分の遅れということになります。
そのまま搭乗待合ロビーで待っていると、アモイから飛んできたMF8061便が到着しました。ゆっくりとタクシングをしてくる姿が見えると、おや?B737-800だと思っていたのに、なんだか違うみたい。じゃあA320かな。でもアモイ航空はA320は持っていないはずだし、それにどうも細長いような…… スポットインが完了してブリッジが横付けされる頃にやっとわかりました。この機材はB757ではありませんか。
そのまま搭乗待合ロビーで待っていると、アモイから飛んできたMF8061便が到着しました。ゆっくりとタクシングをしてくる姿が見えると、おや?B737-800だと思っていたのに、なんだか違うみたい。じゃあA320かな。でもアモイ航空はA320は持っていないはずだし、それにどうも細長いような…… スポットインが完了してブリッジが横付けされる頃にやっとわかりました。この機材はB757ではありませんか。
杭州に到着したMF8061。細長い。
この日の瀋陽行きMF8061の機材はB757、レジはB-2869だということがわかりました。B757は日本の航空会社は一機も保有していないので、日本ではなかなかお目にかかることができません。僕も今までかつての中国西南航空や中国南方航空のB757に1、2度乗ったことがあるぐらいなので、杭州で思いもかけず再会し再び搭乗がかなうとはなかなかうれしいです。
また一機アモイ航空が到着。
アモイからの乗客がいったん降り、再び搭乗が始まるのを待ちます。その間にもまた一機アモイ航空のフライトが到着しました。こちらはB737-800、レジはB-5309。アモイ航空もB737-800が主力機に取って代わってきているようです。
MF8061は到着して20分足らずで再び搭乗開始。日本の国内線にはほとんど経由便というのがありませんが、経由地での滞在時間というのはこんなものなのでしょうか。
というわけでようやく搭乗は完了しましたが、ドアがクローズしてからさらに20分ほど待たされました。これも「航空管制」とやらの影響でしょうか。結局定刻より1時間40分ほど遅れて出発ということになりました。
というわけでようやく搭乗は完了しましたが、ドアがクローズしてからさらに20分ほど待たされました。これも「航空管制」とやらの影響でしょうか。結局定刻より1時間40分ほど遅れて出発ということになりました。
離陸してすぐ、ミールボックスが配られました。来るときのシンセン航空ではホットミールが出ましたが、こちらアモイ航空では、紙箱に入ったスナックのようです。ちょっとがっかり。ふたを開けてみると、丸ごとバナナが一本と、カステラみたいなのとロールパンみたいなのとうずまきパンみたいなのと、ザーサイの真空パック。そしてまたもやコーヒー牛乳みたいなあまったるーいコーヒー。でも、何も出ないよりはずっとよい。さくっと食べて、瀋陽までは約2時間のフライトです。
アモイ航空のミールボックス。
パンとバナナと漬け物と。
というわけで、一回も鉄道の出てこなかった杭州へのショートトリップのレポートはこれにておしまいです。ありがとうございました~~(^o^)/。