東風4D型と韶山9型
2007年10月12日、瀋陽北駅。
今日は中国の機関車二様をお届けします(駅撮りばっかりですが)。
昨年10月に北京から来る友人を瀋陽北駅へ出迎えに行った時の写真です。友人が乗ってくるのは瀋陽北09:06着の北京発撫順行きK95次列車。その時間帯に合わせて入場券を買って中に入り、ホームに立っていると、K95次列車より先に、北京発ハルビン行きの列車が入ってきました。
北京とハルビンを結ぶ大幹線の列車にしては今どきめずらしく昔ながらの緑色の客車が連なっています。サボを見ると「臨客 L181/182次」の文字。おまけにこのサボはシールを貼って作ったもののよう。「臨客」とは臨時列車のことですから急ごしらえなのでしょう。
手作りシールを貼ったサボ。
このL181次列車を北京から牽引してきたのは、おなじみ「東風4」型ディーゼル機関車。その中でも最終バージョンといわれる「東風4D」型のDF4D-0101号機です。クリーム色にえんじ色の帯を巻いてなかなかスマートな外観です。長大編成がホームいっぱいに停まりますが、ホームは広いし天井もものすごく高いので、あまり長大編成の迫力は感じられません。
とにかく何でもでかい駅です。
長時間停車で機関車交換を待つ。
L181次列車はここで機関車を付け替えます。中国東北地方を大連~瀋陽~長春~ハルビンと南北に貫く大動脈は既に全線電化、高速化改良工事が済んでいるので、瀋陽からは電気機関車が受け持ちます。
前方からゆっくり近づいてきたのは、このあたり一帯の電化に伴って導入された旅客用準高速型電気機関車「韶山9」型。少々のっぺりとした顔にグリーンとグレーの塗色。車側には「瀋局瀋段」の文字と「最高限速170km/h」という文字がペイントされています。瀋陽鉄路局瀋陽鉄路分局所属だということですが、「韶山9」型全機が瀋陽に配備されているのだそうです。この日の牽引はそのSS9-0019号機です。
前方からゆっくり近づいてきたのは、このあたり一帯の電化に伴って導入された旅客用準高速型電気機関車「韶山9」型。少々のっぺりとした顔にグリーンとグレーの塗色。車側には「瀋局瀋段」の文字と「最高限速170km/h」という文字がペイントされています。瀋陽鉄路局瀋陽鉄路分局所属だということですが、「韶山9」型全機が瀋陽に配備されているのだそうです。この日の牽引はそのSS9-0019号機です。
「韶山9」型の側面。
そうこうしているうちに、迎えるべきK95次列車が隣のホームに到着です。薄いグレーに赤の帯の客車を連ねた列車が入ってきました。友人は何号車に乗っているんだったかな。
▲続いて到着したのは北京発撫順行きのK95次列車。