帰省ついでの青荷温泉partⅡ(その3;年の瀬)
▲前夜5つのランプが灯っていた青荷温泉の帳場。朝になると薪ストーブが赤々と焚かれる。
2005年12月30日、もうすぐお正月。
玄関脇の土産物屋に続く小部屋には石油ストーブを囲むようにベンチがあり、送迎バスの出発を待つ間、ここで青荷に湧く温泉で淹れたコーヒーを飲んで過ごします。朝のコーヒーはおいしいねえ(^-^)。
宿から国道までの山道は、青荷温泉のスタッフが自前のブルドーザーで毎日毎日除雪をするのだそうですが、ここに積もる雪は本当にハンパじゃないし、万一交通が遮断されるようなことにでもなれば宿泊客全員が孤立してしまうことになるので、道路確保のための青荷温泉のみなさんの除雪にかける労力には並々ならぬものがあります。
そんなふうにして除雪された山道を、宿を09:20に出発する送迎バスに乗ってそろりそろりと走り、虹の湖公園へ戻ります。前日自家用車でやってきてここの駐車場に一晩車を停めていたお客さんたちは、一夜にして車が雪に埋もれてしまっているのを見つけて驚くことでしょう。雪の少ないところから車で来た人たちはワイパーを上げないままにしておきがちですが、そうするとワイパーがフロントガラスに凍って張り付いて面倒なことになり難儀します。
僕は接続する弘南バスに乗って黒石駅前へ出て、再び弘南鉄道の電車に乗ります。黒石駅の改札口はいかにも昔ながらの風情が残っていて懐かしい気持ちになります。かつては奥羽本線川部駅から黒石駅まで国鉄黒石線があり、廃止に伴って弘南鉄道がそれを引き継いだ時期もありました。
行き止まりの駅、黒石。
貫通型と非貫通型があるみたい。
さて、黒石10:50発の7000系電車に揺られて再び弘前駅へやってきました。JRへ移動する途中にある駅ビルのおみやげやさんをちょこっとのぞき、それから11:50発の2041M特急「かもしか1号」に乗って青森へ戻りました。青森では昼食も兼ねて久しぶりに青森県観光物産館「アスパム」へ行ってみましたが、この頃には青森は大雪となり、展望フロアから見下ろす青森港に浮かぶ八甲田丸も雪にかき消えそうでした。
晦日も夕方になってきました。そろそろ実家に帰って年越しの支度をしなければならないでしょう。
実家は青森駅の西口のほうにあるので、歩道橋のような自由通路もあるのですが、敢えて入場券を買って東口(表口)から入って駅の中を抜けて西口へ渡ることにしました。
1番線には15:55発3534D快速「しもきた」、八戸色のキハ40の2両編成が雪の中で出発を待っています。今はキハ100形に置き換わってしまって、キハ40・48が快速「しもきた」で大湊線に入るのはなくなったのではないでしょうか。未確認ですが……。
これが出ていくと、今度は701系の2両編成がすかさず入ってきます。16:10発八戸行き普通列車576Mです。こんな列車たちを眺めたあと、雪の多いお正月になりそうだと思いながら僕は家路を急ぎました。
実家は青森駅の西口のほうにあるので、歩道橋のような自由通路もあるのですが、敢えて入場券を買って東口(表口)から入って駅の中を抜けて西口へ渡ることにしました。
1番線には15:55発3534D快速「しもきた」、八戸色のキハ40の2両編成が雪の中で出発を待っています。今はキハ100形に置き換わってしまって、キハ40・48が快速「しもきた」で大湊線に入るのはなくなったのではないでしょうか。未確認ですが……。
これが出ていくと、今度は701系の2両編成がすかさず入ってきます。16:10発八戸行き普通列車576Mです。こんな列車たちを眺めたあと、雪の多いお正月になりそうだと思いながら僕は家路を急ぎました。
青森16:10発八戸行き576M。
▲青森15:55発3534D快速「しもきた」。今はほとんどキハ100形になったはず。