「ひたち」で行こう梅を観に(後編)
▲水戸偕楽園に咲く梅。桜もよいが梅もよい。
3月17日、水戸駅からバスで偕楽園へやってきました。御成門から中に入ると、満開だとニュースで言っていたとおり、100種3,000本の梅が植わっているという園内は、今を盛りに梅が咲き誇っていました。こんなにたくさんの梅の花を一度に目にするのはおそらく初めてで、興奮してしまいます。白、淡いピンク、濃いピンク、紅梅、花びらの少ないもの、多いもの、枝垂れているもの、幹が太く入り組んだ古木、房のように花をつけるものなどなど、本当にたくさんの種類の梅が春を告げるごとくに満開です。花に顔を寄せるとまたその香りのかぐわしいことこの上ありません。こんなすばらしい庭園がある日本はなんてすばらしいのかしらと思わずにはいられませんでした。それにしても、どうしてここには今まで一度も来たことがないのだろう?
それでは偕楽園の満開の梅を少しばかり写真でお楽しみくださいませ。
それでは偕楽園の満開の梅を少しばかり写真でお楽しみくださいませ。
100種3000本の梅樹があるとか。
この梅は薄いピンク。
濃いピンクは梅林のアクセント。
▲煙るように花が咲くとはこのことか。
月曜日のしかも比較的早い時間帯ということもあり、園内にはそれほど人が多くなく、露店で甘酒を求めたりしながらゆっくりと散策することができました。前日の16日(日)は梅まつりも終盤になってきてたいへんな人出だったそうですから、平日の朝に行けてよかったです。
満開の梅を堪能したあとは、名物のお菓子「水戸の梅」など買ったりなんかして、茨城交通のバスに再び乗って水戸駅へ戻りました。水戸駅は巨大な駅ビルの中の駅ですが、改札階から続くペディストリアンデッキには、おなじみ水戸の黄門さまが助さん格さんを従えた銅像がおわしました。風車の弥七とかげろうお銀はどこへ行った?
立派な駅ビルの水戸駅。
助さん格さん、ではまいろうぞ。
さて、改札までやってくると時間は11:48。列車案内を見ると11:52発の勝田始発1028M特急「フレッシュひたち28号」があるというので、またも指定券の発券は受けずに急いでホームへ下りると、ちょうどE653系の7両編成が到着中。ついに「フレッシュひたち」に乗る機会がめぐってきました。自由席は水戸で一気に席が埋まり、友部、石岡、土浦、柏と停車して、終点上野には13:06の到着。偕楽園で梅を堪能した僕のことを知ってか知らずか、乗り合わせた「フレッシュひたち28号」のE653系のカラーは偶然にも偕楽園の梅をイメージした濃いピンクの編成で、ドア脇には梅のイラストも描かれていたので、とてもうれしくなりました。
初乗車を果たしたE653系。
▲観梅の帰りに梅カラーの「フレッシュひたち」に乗れたなんて、なんかうれしい(^-^)。