毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

2007・年納め全国どさまわり行(その38;倶知安から銀山へ)

【2009年12月18日の追記】

 12月17日、青森へ帰ってきました。東京は晴れていましたが、北日本日本海側を中心に大雪になっていて17日発の「あけぼの」と「日本海」は早々に運休が決まりました。「あけぼの」に乗ろうとも考えていたのですが、飛行機にしてよかった。青森も雪景色です。

 さて、2007年暮れのどさまわり旅日記を、書庫移設に伴いリバイバル掲載しています。

 今日は函館本線山線の倶知安から銀山までの記事ですが、このときも雪に覆われた一日でした。雪は山線をいっそう魅力あるものにします。「北斗星」か「カシオペア」のどちらかを山線経由にして、噴火湾の海の景色もよいけれど、豪華寝台列車に乗って山線をたどり、北海道の大自然に抱かれてみるというのもよいと思いませんか?

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https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818140724.jpg ▲いつのまにやらキハ150の後ろは顔が見えないほどの雪だらけに。

 2007年12月4日、倶知安→銀山。

 倶知安駅に到着すると、再び激しい雪が降り始めました。13:30に到着していた小樽からの普通列車2940Dがこちらの到着を待って長万部へ向けて発車していきました。同じキハ150ですが、走り去る姿は激しい雪にすぐにかき消されてしまいました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818140732.jpg ▲降りしきる雪の中を発車していく長万部行き2940D。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818140728.jpg ラベンダー色がいいですよね。

 こちらも倶知安で14分の停車後、14:04に発車です。倶知安を出ると、20パーミルの勾配で倶知安峠に挑みます。これを越えて下ると旧国鉄岩内線の起点・小沢に到着。駅前には有名な「トンネル餅」というのがあるそうですが、ちょっと降りてはいられない。

 小沢からは再び20パーミルの勾配を上り、難所・稲穂峠を越えると、14:28に銀山に到着。ここもずいぶん雪深い。銀山というと石見銀山を思い出しますが、ここも古くは銀鉱があったのでしょう。
 銀山では交換列車待ちのため7分停車します。雪の積もったホームに下りて大きく深呼吸。まだ3時前ですが、この季節の北海道はとにかく日が短い。そろそろ日が傾いてきたのかもしれません。

 やがて前方からやってきたのは長万部行き普通列車1942D。こちらもキハ150形。長万部を出てからキハ150形しか見かけていません。山線は完全にキハ150形に駆逐されてしまったのでしょうか。
 こちらも1942Dも発車時刻は同じ14:35。両者同時に銀山駅をあとにします。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818140742.jpg 銀山駅で交換待ち。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818140737.jpg ▲銀山駅の小樽に向かって左側は防雪林が鬱蒼と茂るが、右側は絶景の田園風景を見渡せるのだとか。