2007・年納め全国どさまわり行(その37;いつもの駅弁)
【2009年12月16日の追記】
2007年暮れのどさまわり旅日記を、書庫移設に伴い、リバイバル掲載しています。この続きはまだ「青森へ帰ろう」書庫に入っています。
函館にはたくさんおいしい駅弁があると思うし、僕も「かにずし」なんか好きなんですが、函館に立ち寄ることがあると最近はもっぱら「鰊みがき弁当」を買ってしまいます。気がつくと、買っちゃってます(^^)。最近しばらく食べてないです。また食べたいです。
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▲また食べてしまいました、函館駅弁「鰊みがき弁当」。
2007年12月4日、函館本線。
今や長万部から函館本線小樽方面へ出発していく列車は一日たった7本。その山線をハイパワーのキハ150で進みます。雪が降り始めて車窓の景色は一面の銀世界。熱郛を出ると次の目名までの駅間距離は15.2km。山線最初の峠越えに挑みます。
函館駅にはたくさんの種類の駅弁があるというのに、松山の「醤油めし」と同様、気がつくとこの駅弁を買ってしまっています。有名な函館の駅弁屋さん「みかど」の「特撰鰊みがき弁当」。たっぷりの身欠き鰊とカズノコと大根の味噌漬けに茎わかめ。少々味が濃いめで食事というよりは酒の肴にもってこいという感じもしますが、とにかくこの駅弁が大好きなんです。いただきます。
どうしてもこれを買ってしまう。
列車は峠を越えて目名、蘭越と停車します。蘭越では雪は止みましたが、一面銀世界の車窓の景色は変わりません。昆布、ニセコ、比羅夫、そして13:50、倶知安到着です。比羅夫~倶知安間では進行方向右手に羊蹄山が見えるらしいのですが、残念ながら雲に覆われていて拝むことはできませんでした。このあたりまで来ると雪の積もり具合もこれまでとは変わり、雪深くなった印象を受けます。倶知安での停車時間は14分。ゆっくりとホームに下りて冷たい空気を吸い込むことができます。
蘭越駅。
ニセコ駅にも「むかい鐘」。
比羅夫を出ると雪深くなった。
倶知安駅のホームには「むかい鐘」があります。ニセコ駅のホームにもありました。この鐘は小樽駅にある「むかい鐘」を基にデザインしたミニチュア版で、明治から1965年頃まで、上り列車には2回、下り列車には3回この鐘を鳴らして列車の到着を知らせていたのだそうです。
倶知安駅に到着したら、また激しい勢いで雪が降り始めました。
倶知安到着、14分停車。
▲倶知安駅ホームにも「むかい鐘」のミニチュアがありました。