毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

2007・年納め全国どさまわり行(その27;初めての予土線)

【2009年11月24日の追記】

 ちょっと更新が滞ってしまいましたが、2007年暮れのどさまわり旅日記を、書庫移設に伴ってリバイバル掲載しています。

 このときが僕にとって初めての予土線、初めての四万十川でしたので、今度は爆睡をこくわけにはいきません。賢明に睡魔を振り払いながら沿線風景を楽しみました。キハ32の超ロングシートにはまいりますが、沿線風景は実にすばらしい。本当はトロッコ列車「清流しまんと号」に乗りたかったのですが、時間の関係で次回へおあずけ。

 ところで、今もまだよくわからないのですが、窪川~若井間をはさむJRの乗車券は通しで発券できるんでしょうか。どなたかご教示をお願いします~。

-----------------------------------------

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818140139.jpg窪川からは予土線宇和島行き普通列車4839D。キハ32の単行運転。

 2007年12月2日、初「予土線」。

 窪川駅の窓口で札幌行きの乗車券を無事求め、いよいよ初めての予土線に乗ります。

 10:01発宇和島行き普通列車4839Dは4番線からの発車です。車両はオールロングシートのキハ32-6の単行です。四国に来るといつもこのオールロングシートのキハ32にがっかりさせられますが、さいわい乗客は少ないので、両側の車窓を楽しむには差し支えはないようです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818140143.jpg 予土線の起点は窪川?若井?

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818140148.jpg 窪川駅4番線に入線中の4839D。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818140152.jpg おーーーーるロングシート

 宿毛からの42D特急「南風12号」が10時ちょうどに発車していくと、僕の乗る宇和島行きもいよいよ発車です。キハ32-6はわずかの乗客を乗せて出発進行。まずは大きく右にカーブしながら、土佐くろしお鉄道区間である若井までの路線に入っていきます。線路はすぐに四万十川に寄り添い、僕にとって初めての予土線の旅、四万十川を眺めながらの旅が始まります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818140156.jpg 「南風12号」がやってきた。

 JR線の第三セクター化などでJRが分断されるのは青春18きっぷ族泣かせで、「はやて」開業による盛岡~八戸間の非JR化はその最たるものです。一方、この窪川~若井間、たった一駅がJRでないというのも困りものです。北越急行やIGR・青い森鉄道なら、その前後のJR線のキロ数を合算できることが時刻表に記されていますが、窪川~若井間はその前後のJR線を合算できるのかどうかがわからず、それでこのときは佐世保から窪川までの切符を佐世保で買い、窪川から札幌までの切符は窪川で買うというように窪川で切り分けたのです。実際のところ、全国のJRのきっぷ売り場では、窪川~若井間の扱いはどうなっているのでしょうか?

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818140201.jpg 初めて見る四万十川

 それはともかく、若井を出てもしばらくは土佐くろしお鉄道のままの線路を進みます。注意深く目をこらしていると、若井を出たあと入るトンネルを抜けて次のトンネルに入る手前でようやく線路は分岐し、右は土佐くろしお鉄道ループ線へ、左は予土線家地川方面へと分かれていくのが確認できました。

 列車はのーんびりと四万十川に寄りつ寄られつ走っていきます。土佐大正からは、トロッコ列車「清流しまんと号」ならメインになる区間。穏やかに流れる四万十の清流が名残の紅葉を水面に映して、すばらしい景色が続きます。あー、トロッコ列車にも乗ってみたいっ!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818140207.jpg窪川を出て江川崎までは四万十川に寄り添いながらのんびりと高知県内を走ります。