2007・年納め全国どさまわり行(その26;初「しまんと」で初窪川)
【2009年11月15日の追記】
まだシンガポールにいるんですが、結局なんだかんだ言ってこの一週間もわりと記事を更新することができました。よかったよかった。
さて、2007年暮れのどさまわり旅日記を、書庫移設に伴いリバイバル掲載しています。
四国の鉄道はあまりなじみがないのですが、愛媛へはよく行くようになったので予讃線はわりと乗るようになりました。しかし土讃線はほぼ未知の世界。それをせっかくグリーン車に乗って完乗したのに、大部分を爆睡して過ごしたのはもったいないことをしました。爆睡するぐらい乗り心地がよかったということでしょう。
そして初めて行った四万十エリアの予土線、やっぱり初めての場所はわくわくしますよね。
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2007年12月2日、予土線へ。
初「しまんと」のグリーン車はあまりにも心地よく、毛布にくるまって坂出発車直後から爆睡です。しかもどこに停車しても誰も乗ってきません。坂出からずっとグリーン車独り占めです。停車駅ごとに回ってくる車掌さんも、ひらすら毛布に埋まって眠りこけている僕を訝しく思っていたことでしょう(笑)。
一度は下車してゆっくり歩いてみたい大歩危・小歩危も、後免も高知も夢の中で通り過ぎ、そろそろ目を覚まさなくちゃと思ったのは、「しまんと1号」が鍋焼きラーメンで有名な須崎を過ぎて、左の車窓に海が見え始めたあたりでした。おっと、もう降りる支度をしなくっちゃ。
安和~土佐久礼間の前面展望。
土佐久礼では岡山行き40D特急「南風10号」と交換します。土佐久礼を出ると次の停車駅は土佐くろしお鉄道の起点、窪川。僕の下車駅でもあります。坂出から210.1kmを3時間03分で走った「しまんと1号」は定刻どおりに窪川に到着。よく眠りました。グリーン車、快適でした(^-^)。
土佐久礼で南風10号と交換。
高知より西の土讃線は初めてです。これから乗る予土線ももちろん初めて。乗り換える予土線の列車は10:01発の4839D宇和島行きです。約40分の時間を利用して改札の外へ出て、まずは窓口で切符を買います。窪川から予土線、予讃線、岡山、京都山科から湖西線、北陸・信越・羽越・奥羽・津軽海峡・函館本線と北上して札幌まで一枚。そんな切符を窪川駅で買った人がこれまでいたかどうかわかりませんが、窪川駅の駅員さんはちょいちょいっと機械を操作して発券してくれました。
窪川駅、小さな駅です。四万十の清流が大きな観光資源。駅の柱にも「がったんごっとん ふれてみたいな 四万十ろまん」(by高知県予土線利用促進対策協議会)という看板がかかっていました。本当は時間や曜日を合わせて、予土線を走るトロッコ列車「清流しまんと号」にも乗ってみたいのですが、なかなかそうもいきません。とにかく、初めて予土線に乗れるだけでもうれしいです。
小さな駅、窪川。
ふれてみたいな四万十ろまん。