毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

2007・年納め全国どさまわり行(その15;岐阜羽島から「ひかり」号)

【2009年10月17日の追記】

 2007年暮れのどさまわり旅日記を、書庫移設に伴いリバイバル掲載しています。

 さて、今回は僕の初めての岐阜羽島駅利用体験記です。「のぞみ」は停まらず、在来線との接続もない岐阜羽島から西へ新幹線各駅停車の旅をやってみたのでした。時折通過する新幹線が轟音とともに通り過ぎるけれどホームは閑散とひっそりとしているこの種の新幹線駅って、のどかなのか寂しいのか、個人的にはこういう雰囲気、好きですけど。

 しかしまあ、「こだま」にせよ名古屋以西は各駅に停まる「ひかり」にせよ、東海道新幹線区間はいつ乗っても乗車率が高いですね。「のぞみ」「ひかり」「こだま」の棲み分け、というか分担がうまくできていて効率的な輸送がなされているような気がします。鉄道の旅を愛する者にとっては、この効率の良すぎるところが可愛げがなく感じてしまうんですけどね(^_^ゞ。

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https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818135625.jpg ▲めったに立ち寄る機会のない駅・岐阜羽島。ここから新幹線各駅停車の旅を始めます。

 2007年11月30日、岐阜羽島から。

 この日は新幹線で博多まで行って乗換え、最終目的地は佐賀です。

 山陽エリアの0系や100系の新幹線も老い先短いと聞いていたので、それならばと思いついたのが岐阜羽島から博多まで「こだま」による新幹線各駅停車の旅。今まで山陽新幹線とは疎遠で、せいぜい「のぞみ」で小倉や博多までひとっとびしたことが4回ぐらいある程度。「のぞみ」の停まらない駅にはとんと縁がありませんでした。なかなか新幹線各駅停車ができる時間はとれないので、今回思い切ってやってみようと思いついたというわけです。

 当初の予定では、岐阜羽島から10:59発の「こだま533号」に乗るつもりでした。しかし思いの外早く駅に来てしまい、改札口の案内表示は10:36発の岡山行き「ひかり365号」があることを告げていました。こりゃいきなり全線「こだま」プランを放棄することになるのか! しかしよくよく時刻表を見ると、「ひかり365号」は名古屋からは各駅に停車するので、確かに「こだま」ではないけれど、全線各駅停車という目標には違反しないことがわかりました。これなら新大阪に予定より早く着いて余裕も出ると思い、こちらに乗ることにしました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818135630.jpg やってきました「ひかり365号」。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818135635.jpg 巻取り式の行き先表示幕も稀少。

 岐阜羽島駅、在来線との接続もないし、一時間に「ひかり」と「こだま」が一本ずつ停車するだけなので、利用客も少なく、どこかのんびりとしています。
 そしてやってきました「ひかり365号」、車両は300系です。さすが東海道新幹線、車内は非常に混んでいます。名古屋で乗客の入れ替えがそうとうあったと思われますが、自由席車は車内をぱっと見渡しただけではどこに空席があるかわからないぐらいに埋まっています。

 「ひかり365号」は米原で7分停車する以外は追い抜かれはなく、岐阜羽島からちょうど1時間、11:36に新大阪に到着です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818135638.jpgJR東海色の「新大阪」ってなんだか新鮮な感じがしませんか?