2007・年納め全国どさまわり行(その8;青海川)
【2009年10月1日の追記】
さて、2007年暮れのどさまわり記事を、書庫移設に伴いリバイバル掲載しています。
初めて訪れた青海川駅もだんだん夕暮れ色になってきました。復興の鎚音を聞き、新潟中越沖地震から立ち上がりつつある姿に少し安心して、青海川駅を離れました。それにしても、有名な青海川駅のお立ち台、鉄道ファンにもたまらないポイントですが、ここからの海の眺めがまたすばらしく、鉄道ファンならずとも立ち寄ってみたくなるスポットだと思いました。
では、リバイバル掲載、どうぞ!
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2007年11月28日、今しばらく青海川駅。
青海川駅から集落を抜け、坂をぐるりと登ると国道8号線に出ます。そのちょっと手前に、崖を伝って海岸まで降りていけそうな遊歩道があり(と言っても草ぼうぼうで人一人通るのがやっと)、それを途中まで下りるとちょうど青海川駅から東へ延びる線路の延長上にあるトンネルの入り口のほぼ真上に出ます。ここがいわゆる青海川駅の「お立ち台」。そこからは青海川駅構内が日本海とともによく見渡せ、新潟中越沖地震での土砂崩れの映像もおそらくこのお立ち台からのものでした。
1341M、お立ち台から。
▲青海川駅全景。
ひとしきりお立ち台で過ごし、直江津発長岡行き普通列車1341Mが足下のトンネルに吸い込まれていったのを潮に、坂を下ります。その頃には一帯にもう夕暮れが近づいていました。空はまだ青さを保っているものの、水平線近くは徐々にだいだい色を増し、そうなり始めると冬の日の落ちるのはまさに釣瓶のよう。
日暮れ間近の日本海。
青海川駅の簡易仮設待合所。
▲日が山陰に入ると青海川駅にも闇が一気に押し寄せる。
16:30、夕陽になりかけの太陽が工事中の崖から続く山の向こうに隠れる頃、直江津行きの普通列車1344Mがやってきました。115系のN28編成。今度はいつ来られるかわからないけれど、またきっと戻ってきたいと思いながらその列車に乗り、青海川駅をあとにしました。
1344Mの直江津到着は17:04。冬の日は短く、もうこの時間で辺りは真っ暗です。1344Mは折り返し17:48発長岡行き普通列車1347Mになるようで、下校途中の高校生が続々と乗り込んでいます。
直江津からは17:17発金沢行き1058M特急「北越8号」に乗換えです。「北越」は新潟駅で何回も見かけたことはありますが、乗るのは今回が初めて。直江津から一時間ちょっとを485系に揺られ、この日の宿のある富山へと向かいました。
直江津からは17:17発金沢行き1058M特急「北越8号」に乗換えです。「北越」は新潟駅で何回も見かけたことはありますが、乗るのは今回が初めて。直江津から一時間ちょっとを485系に揺られ、この日の宿のある富山へと向かいました。