毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

2007・年納め全国どさまわり行(その6;新潟→長岡)

【2009年9月26日の追記】

 2007年暮れのどさまわり旅日記を、書庫移設に伴いリバイバル掲載しています。

 このときは、新潟から乗った200系もさることながら、宮内駅の構内をしげしげと眺めることができたのがすごく新鮮でした。信越線と上越線が分岐するこの駅は、このあたりを通る長い片道切符を作ろうとすると必ず券面に登場するくせに、いつもは「あけぼの」で素通りしてしまうことが多く、滅多に昼間は通らないので、つい注目してしまいました。ただの小さな分岐駅かと思ったら構内がすごく広くて、きっといろいろな歴史があるのだろうなと思いました。

 ブルー系の新潟色115系、けっこう好きです。カラーリングもよく似合っていてかっこいいし、このボックスシートに席を占めて日本海を眺めながら行く旅はなかなかのお気に入りであります。

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https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818135203.jpg ▲東北・上越新幹線開業時から走り続ける200系。でもまだまだぴかぴか!

 2007年11月28日、新潟から。

 新潟での仕事を13時半になんとか切り上げ、新潟駅ダッシュ。その後のスケジュールを考えると、新潟発14:04の「とき328号」にどうしても乗らなければなりません。

 駅にはけっこう余裕で到着し、ホームへ上がると目指す列車はまだ折り返しの車内整備中。「とき328号」は10両編成の200系車両でした。塗装は変われど、東北・上越新幹線開業時から活躍してきた古豪であることには変わりありません。この日の「とき328号」はK51編成。先頭の1号車に乗り込みますが、ドア回りなど、白と緑のツートンカラーで盛岡・新潟~大宮間で運転を始めた頃を思い出させてくれます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818135210.jpg 200系のドア回り。

 よく晴れた新潟の青空と田園風景を眺めながら200系の乗り心地を楽しむ……と言ってもそれもたった24分間のこと。このまま乗っていては東京へ戻ってしまいますから、長岡で下車であります。
 長岡では14:36発直江津行き普通列車1342Mに乗り換えます。このあたりを普通列車で行くのはかなり久しぶり。前回がいつだったか思い出せないほどです。この日の1342Mは、同じ新潟色でも濃淡のスカイブルーの帯をまとったN30編成の三両編成。ボックスシートに落ち着いたら出発です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818135215.jpg ▲長岡からは新潟色115系に乗り換えて信越本線を西へ向かう。

 長岡の次は上越線信越本線と合流する宮内ですが、こうして昼間にしげしげと眺めたのはきっと初めて。とても広い構内で線路が錯綜しており、上信越と北陸を結ぶ一大ジャンクションとしての歴史がかいま見えるようでした。
 新潟中越沖地震で停車中の越後線の列車が脱線した柏崎では、あのとき流れたテレビ映像で見覚えのあるホームが確かに目の前にありました。
 その柏崎を出るといよいよ右側に日本海が見えるようになります。長岡から約50分、下車駅はもうすぐです。