毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

2007・年納め全国どさまわり行(その5;水上駅)

【2009年9月22日の追記】

 2007年11月のどさまわり旅日記を、書庫移設に伴いリバイバル掲載しています。

 昼間に高崎・上越線を乗り通したのは本当に久しぶりで、特急「水上」からなにからなにまで、すごく新鮮でした。11月末だったのでこのあたり雪が降っていても全然おかしくはなかったのですが、実際に長いトンネルを抜けると雪景色だったのには感激しました。

 時間が許せば越後湯沢から先も普通列車でのんびりと行きたかったのですが、このときはやむなく新幹線に乗り換えねばなりませんでした。今後機会があればぜひ長岡まで普通列車の旅をしたいと思います。

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イメージ 1 ▲いつもは「あけぼの」で深夜に通りかかるだけの水上駅に、今回は白昼堂々降りてみました(^-^)。

 2007年11月28日、水上駅から。

 水上で乗り換えた09:50発長岡行き普通列車1731Mは115系新潟色の3両編成。上越線を普通列車で移動するなんて何年ぶりかしらなどと思いながら空いた車内のボックスに腰を落ち着けると、列車はまもなく発車です。

イメージ 2 ▲水上発長岡行き普通列車1731M。この日は115系新潟色N19編成。

 湯桧曽、土合、土樽と日本の鉄道でも屈指の山越えを昼間の列車で目を見開いて進んでいくのは今回がほぼ初めてでは?学生時代までさかのぼって思い出してみても、この区間は昼間でも爆睡ばかりしていたような気がするので、こうやって一駅一駅眺めながら行くのは初めてと言ってもよいでしょう。それで初めて知りましたが、湯桧曽駅の下りホームもトンネルの中なんですね……。それに、ループになっているのは上り線なのだとか。下り線はひたすらトンネルばかりでした。でも、長い長いトンネルを抜けるとぱっと眼前に雪景色が広がり、なるほど川端康成の「雪国」の世界というのは本当なんだなと感心しました。

イメージ 3 ▲長い長い長いトンネルを抜けると、本当に雪景色でした(土樽駅にて)。

 本当はこのまま終点長岡までのんびり普通列車に揺られていきたいところですが、実は12時に新潟でアポがありまして、ぐずぐずしていられません。いろいろ考え悩んだ結果、「水上1号」に乗れて、普通列車で水上~越後湯沢間が乗れれば今回は上出来ということにして、越後湯沢からは上越新幹線に乗ることにしました。

 1731Mの越後湯沢到着は10:26。水上からわずか36分の旅でしたが、国境を跨ぐ雄大な上越線を楽しむことができました。
 越後湯沢で乗換を予定しているのは10:46発の「MAXとき315号」。ところが、乗換改札口で自由席特急券を買ってホームへのエスカレーターを上ろうとしたら、ちょうど着いた列車から降りた人々が階段を下ってきました。おや、到着はまだのはず、と思いつつエスカレーターを駆け上がると、そこには10:29発の「MAXとき311号」が!なんと一本前の新幹線に間に合ったのでした。「MAXとき311号」は別に遅れていたわけでもなく、一方僕も特に急いで歩いたわけでもないのですが、3分というのは意外に長いものなのですね。

 思いもかけず予定より早く新潟に到着です。さあ仕事仕事。