2007・年納め全国どさまわり行(その4;新前橋→水上)
【2009年9月21日の追記】
2007年11月のどさまわり旅行の記事を、書庫移設に伴いリバイバル掲載しています。
晩秋の紅葉の名残を楽しみにながら諏訪峡を過ぎ、「水上1号」で終点の水上まで行きました。特急「水上」初完乗です。水上駅も、名残の紅葉に囲まれた山間駅の風情で、ホームに立っているだけでもすごく気持ちよかったです。この沿線は四季折々の風景が楽しめるのでしょうね。普通列車やEL&SL奥利根号なんかで来るとまた風情が増してよいのでしょう。このときは「水上1号」からすぐに乗り換えて北上を続けましたが、次回機会があればもっとのんびり訪ねてみたいものです。そのときはぜひ温泉もセットにしたいですよね(^^)。
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▲名残の紅葉に囲まれた水上駅。
2007年11月28日、水上へ。
「水上1号」は単独の7両編成となって新前橋を発車しました。我が7号車はひとりぼっちのまま。
新前橋を出ると利根川につかず離れずとなって進みます。新前橋から先もとっぷりとした山奥になるわけではなく、沿線にはけっこう町並みが続くので、なかなか渓谷美のようなものを捉えることはできず、なかなか車内からこれぞという写真を撮ることができません。それでも、中国にいて今年は紅葉は見られないかとあきらめかけていたところ、今回帰国して、そしてこのあたりにはまだまだ紅葉の名残がたっぷりとあって、美しい景色を楽しむことができました。185系のいいところは、特急のくせに窓が開くところ。がぱっと大開放できるわけではありませんが、カメラを外に突きだして撮るぶんには差し支えないぐらいには開いてくれるのでありがたいです。
利根川に沿って敷島あたり。
まだ紅葉が見られてよかった。
パチンコの看板がじゃまー。
後閑あたりもまだまだ鮮やか。
名残の紅葉を愛でつつ新前橋から45分、「水上1号」は終点水上に到着しました。上野から164.1km、2時間21分の旅でした。水上駅は、いつもは寝台特急「あけぼの」の下りで運転停車をするときに見かけるぐらいです。水上で運転停車した頃に「じゃあ寝ようか」と思うのがいつもの「あけぼの」での過ごし方。その水上駅に、ホームだけでしたが今回は降りることができました。
いつの間にこんな駅名標ができたのか、水上駅の駅名標は全面写真のものでした。その後新潟県内でこんなのをいくつか見かけましたから、このあたりで最近増えてきているのかもしれません。水上駅のすぐそばまで迫る山の紅葉は今もまだ燃えるようで、ひんやりした空気とともに晩秋を感じさせ、とてもよい気持ちになりました。
全面写真の駅名標にびっくり。
到着した「水上1号」はまもなくホームから引き上げていきました。11:02発「水上2号」として折り返すまでつかの間の休息でしょう。
▲ついに乗り通した「水上1号」は水上駅でひっそり折り返しの準備に入ります。