毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

2007・年納め全国どさまわり行(その3;185系電車)

【2009年9月19日の追記】

 2007年暮れのどさまわり記事を、書庫移設に伴ってリバイバル掲載しています。

 185系電車が上野口に登場するのは東北新幹線大宮開業のときに「新幹線リレー号」としてだったと思いますが、確かそのときは緑のラインだけが入っていたはず。そのあと「踊り子」タイプの湘南カラーになったのは知っていましたが、上野口のほうがこんなふうになっていたとはついぞ知りませんでした。

 この昔ながらの洗面台、レバーから手を離すと出なくなるので、お湯と水を同時に出すと両手がふさがって結局何もできないというなんとも愉快な逸品が今もこんなふうに堂々と活躍してくれていて、なんだかうれしくなっちゃいます(^^)。今現在もリニューアルされずにこのままなんでしょうか?

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https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818135102.jpg ▲上野口の185系、いつの間にかこんなカラーリングになってたんですね……

 2007年11月28日、「水上1号」。

 07:20、定刻に上野を発車した特急「水上1号」は、そろそろラッシュも激しさを増そうかという京浜東北線と肩を並べたり抜いたりしながら赤羽、浦和、大宮と停車していきます。すれ違う上りの上野行きや湘南新宿ライナーE231系はもうぎゅうぎゅう詰めの混雑です。

 大宮を出て高崎線に入ると上尾、桶川、熊谷、深谷、本庄と停車して道程のほぼ半分に至りますが、我が7号車には誰も乗ってきません。僕一人だけです。貸切です(^_^ゞ。停車駅を出発する度に車掌さんが検札に回ってきますが、検札する相手が誰もいません。こんなに空いていてはJRは困るでしょうけれど、乗っている僕にとっては極楽です。サンドイッチとお茶の朝食を食べながら、誰気兼ねすることなく車窓を眺め、「水上1号」の旅を楽しむことができました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818135056.jpg クハ185-221に乗りました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818135106.jpg 水上までひとりぼっち……。

 ところでこの「水上1号」の185系、僕が今回乗ったのはOM06編成、その7号車はクハ185-211でした。製造以来25年が経過し、シートなどはリニューアルが進んでいるということでしたが、洗面所は昔のままでしたーーっ(^_^)/ 洗面所の写真だけ見ると旧型客車と思われてもしかたがないような不変ぶりは却ってすがすがしいです(^-^)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818135121.jpg 往年の洗面所というか……。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818135126.jpg 旧型客車を彷彿させます。

 さて08:49、新前橋に到着です。ここで「水上1号」と「草津1号」が切り離され、単独行動を始めます。次の停車駅・渋川までは走る線路は一緒なのですが、どうして渋川で切り離さずに新前橋で切り離すのでしょう。渋川駅構内の線路配置の関係でしょうか。

 「草津1号」が行ってしまうと、「水上1号」は新前橋7分停車ののちに、08:56に発車です。みなさんのブログでよく紹介されている上牧~水上間の諏訪峡など、これから終点水上まで、利根川沿いの景観が楽しめるとのことです。どんな景色が待っていてくれるでしょうか。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818135110.jpg草津1号」新前橋発車。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818135115.jpg ▲新前橋からは「水上1号」が単独の7両編成になって終点水上までを走ります。