毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

2007・年納め全国どさまわり行(その2;特急「水上」)

【2009年9月18日の追記】

 2007年暮れのどさまわり旅行の記事を、書庫移設に伴いリバイバル掲載しています。

 そうそう、このときは僕にとって特急「水上」初乗車でした。上野口発着の185系の乗車は、新特急時代に一度だけ「なすの」に乗って黒磯まで行ったことがあるような気がしますが、高崎線方面の185系特急はまったく初めてでした。平日の早朝の上りということでがらがらに空いていたこともあって、晩秋の諏訪峡など水上路を存分に楽しむことができました(途中寝てたかもしれませんが……)。

 ただ、「みなかみ」も「草津」も、基本的には観光地への輸送が主たる任務なのでしょうから、平日の利用状況は厳しいでしょう。「あまぎ」や「おはようとちぎ」には通勤需要があるのでしょうけれど、上野口の185系特急、先行きはあまり明るくないような気もしますねえ……

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https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818135018.jpg ▲スタートは上野07:20発特急「水上1号」。

 2007年11月28日(水)、上野駅

 13番線に到着した上り「あけぼの」を迎えたあとは、16番線へ向かいます。15番線の端にある啄木の「ふるさとの訛なつかし」の歌碑の向こうにもうその列車が見えています。16番線に入線しているのは、07:20発水上行き・万座・鹿沢口行き3001M特急「水上1号/草津1号」、185系の堂々14両編成です。新前橋まで併結して走ります。185系と言えば、僕にとっては東北新幹線大宮暫定開業時に大宮~上野間に運行されていた「新幹線リレー号」の印象が強いですが、東北新幹線開業後に「新特急」として登場し今に至る東北線高崎線の特急群には乗ったことがなく、今回が初めてです。
 みなさんのブログを拝見していると、昨年晩秋まで週末に運行されていた「EL&SL奥利根号」の記事がたいへん多く、僕も一度乗ってみたいものだと常々思っていたのですが、その運行が11月25日で終了してしまったため、SL列車には乗れないまでもせめて水上までの車窓を楽しみたいと思い、今回「水上1号」に乗ることにしたのです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818135023.jpg ▲15番線の端には啄木の歌碑。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818135027.jpg ▲「水上1号」16番線に入線中。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818135033.jpg ▲大宮方は「草津1号」。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818135038.jpg草津温泉にも行ってみたい。

 「水上1号/草津1号」は、前方7両が万座・鹿沢口行き「草津1号」、後方7両が水上行き「水上1号」で、それぞれグリーン車指定席1両、普通車指定席2両、普通車自由席4両から構成されています。平日の早朝なのでがら空きだろうとは思いましたが、敢えて記念を残すために「水上1号」の先頭車両7号車普通車指定席の指定券を買って乗り込みました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818135048.jpg185系特急群の案内がずらり。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818135052.jpg ▲定期の水上行きは1日3本。

 07:06、向かいの17番線に土浦からの1002M特急「フレッシュひたち2号」が到着し、07:30発高萩行き1005M特急「フレッシュひたち5号」となる折り返しの準備に入ります。E653系フレッシュひたち」、まだ一度も乗ったことがありません。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818135042.jpg ▲高萩行フレッシュひたち5号。

 さて、こちらの「水上1号」もいよいよ発車です。乗客は全体に予想どおりまばらで、僕の乗る7号車もがらがら、というか、乗客は僕一人しかいないではないですか。

 上野の地上ホームをうねうねとポイントを乗り換えながら這い上がった「水上1号」は、尾久の車両センターを左に見ながら赤羽、浦和、大宮と停車し、高崎線へと入ってまいりますー。