またもどさまわり⑭(札幌→新潟→秋田)
【2009年8月28日の追記】
2年前のどさまわりの旅レポを書庫移設に伴いリバイバル掲載しています。
富山→新千歳と飛んだ翌日に新千歳→新潟と飛ぶ。日本海沿岸を眺めながらの2日間の空の旅は僕にとってはめったにできることではないので、非効率とは言えなかなか楽しかったです。新潟空港はハルビンへ飛ぶのに利用したことはありましたが到着は初めてでしたし、「いなほ」乗車では「はくたか」仕様の485系3000番台初体験でしたし、いろいろと新鮮でした。日本海側も表情豊かでいいですね(^^)。
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▲7月に引き続いてまたも乗ります2007M特急「いなほ7号」、新潟駅にて。
2007年8月31日(金)、新潟再び。
札幌での仕事を終えて明けた31日は、新潟へ行きます。富山→札幌→新潟とは極めて非効率な移動ですが、仕事のアポがいつもうまい具合に入るとは限りません。
すすきの近くのビジネスホテルから地下鉄で札幌駅まで出て、快速「エアポート」で新千歳空港へ。平日の朝の「エアポート」はUシートも満席です。新千歳空港も朝から混雑。朝食はおあずけにしてそそくさとチェックインを済ませ、搭乗ゲートへ向かいます。鮮烈なイエローが目にまぶしいANAのポケモンジェットもいたりして、これからどこへ向かって飛んでいくのでしょうか。
どこへ行くのかポケモンジェット。
こちらが乗るのは新千歳10:30発の新潟行きANA766便。機材は前日の新潟→新千歳便とは打って変わって小さなA320。しかしいざ乗ってみると、前日はB767-300でがらがらだったのに、こちらは予想外の満席。新潟と札幌の間にこんなに人の往来があるとは意外でした。富山便じゃなくて新潟便のほうをB767-300にすべきではあるまいか。などと思いつつ隣に座ったご夫婦の広げた書類を見るともなく見てみると、9月2日に行われる佐渡国際トライアスロン大会に出場するご夫婦のようでした。なるほど、その関係の人もたくさん乗っていたのかな?
新潟行きANA766、A320。
新千歳から新潟までの所要時間は70分。新潟空港に下りるのは初めてでしたが、すごく立派な空港でびっくり。新潟~ハルビンなど国際線も就航しているし、環日本海圏の中心都市として恥ずかしくない空港だと思いました。
しかし新潟は雨。ハルビンからのCZ615便の到着時間帯とも重なり、駅行きのバスは中国人もいっぱい乗せて補助席も全部埋まる超満員状態。やっとの思いで駅に着き、昼食を食べる間もなくタクシーで仕事場へ向かいました。
しかし新潟は雨。ハルビンからのCZ615便の到着時間帯とも重なり、駅行きのバスは中国人もいっぱい乗せて補助席も全部埋まる超満員状態。やっとの思いで駅に着き、昼食を食べる間もなくタクシーで仕事場へ向かいました。
仕事は午後1時から1時間半ほどで終わり、3時ちょっと前には新潟駅へ戻ってくることができました。駅弁売り場のおばさんに勧められるがままに弁当を一つ買い、ホームへ向かいます。
まず目に入ったのは新潟色の115系六連。なんだかぴかぴかの塗装です。
次にやってきたのは15:27発の村上行き普通列車937M。ステンレス仕様でなんか見慣れない感じ……車側を見ると「クモハE127-7」の文字が。おお、かなり新しい車両なんですね。
調べてみると、1995年に登場した新潟・長野地区で活躍する通勤タイプのオールロングシート電車であるとのこと。701系の新潟版といったところでしょうか。こうして一つまた一つとボックスシートが姿を消していっているのでしょうね……
次にやってきたのは15:27発の村上行き普通列車937M。ステンレス仕様でなんか見慣れない感じ……車側を見ると「クモハE127-7」の文字が。おお、かなり新しい車両なんですね。
調べてみると、1995年に登場した新潟・長野地区で活躍する通勤タイプのオールロングシート電車であるとのこと。701系の新潟版といったところでしょうか。こうして一つまた一つとボックスシートが姿を消していっているのでしょうね……
それでいったいおまえは何に乗るのだと尋ねられれば、それは7月のどさまわりに引き続いて再び15:48発の青森行き2007M特急「いなほ7号」であります。
ホームの立ち食いそば屋で天ぷらそばを食べながら入線を待っていると、やってきたのは485系3000番台6両編成の「いなほ7号」。しかもこの日は先頭車側面に「はくたか」時代のシルバーのレリーフが残る編成でした。
ホームの立ち食いそば屋で天ぷらそばを食べながら入線を待っていると、やってきたのは485系3000番台6両編成の「いなほ7号」。しかもこの日は先頭車側面に「はくたか」時代のシルバーのレリーフが残る編成でした。
東京からの「MAXとき325号」が到着すると乗り継ぎ客で混雑するので、発車前ではありますがさっさと弁当を食べてしまいましょう。
というわけでこの日の遅めのランチの駅弁は、新潟三新軒の「焼きたらこトロ鮭弁当」。焼きたらこを使った駅弁というのは珍しいのではないでしょうか。おおきな焼きたらこのほかに、僕は無類の鮭好きなのですが、実によい味の焼きトロ鮭のおおぶりな切り身がまたたまらず、さらに栗、椎茸、つぶ貝、小茄子の漬け物などもほどよくごはんに合って、なかなかのすぐれもの。さっきホームでそばを食べたばかりだけれど、この駅弁も瞬く間に完食~~(^^)/。
というわけでこの日の遅めのランチの駅弁は、新潟三新軒の「焼きたらこトロ鮭弁当」。焼きたらこを使った駅弁というのは珍しいのではないでしょうか。おおきな焼きたらこのほかに、僕は無類の鮭好きなのですが、実によい味の焼きトロ鮭のおおぶりな切り身がまたたまらず、さらに栗、椎茸、つぶ貝、小茄子の漬け物などもほどよくごはんに合って、なかなかのすぐれもの。さっきホームでそばを食べたばかりだけれど、この駅弁も瞬く間に完食~~(^^)/。
焼きたらこトロ鮭弁当。
▲あー、また食べたいな、このごっつい鮭の切り身。
それではいよいよ出発進行。村上を過ぎると車窓に日本海が広がります。数日前に訪れたばかりの笹川流れの海岸線を眺めながら進みます。この日は雲が厚く、日本海に沈む夕陽は望めません。それでも水平線近くは雲が切れていて、ちょうど正面に粟島の島影がはっきりと見えました。
しかし7月に来たときと比べて明らかに日は短くなっています。車窓の景色は思いの外早く闇の中へ溶けていきました。今回は青森まで乗り通すのではありません。やがて19:27、秋田到着。秋田で途中下車であります。
しかし7月に来たときと比べて明らかに日は短くなっています。車窓の景色は思いの外早く闇の中へ溶けていきました。今回は青森まで乗り通すのではありません。やがて19:27、秋田到着。秋田で途中下車であります。
▲厚い雲の向こうに粟島がくっきりと。