毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

またもどさまわり④(きらきらうえつ)

【2009年8月8日の追記】

 2年前のどさまわり記事のリバイバル掲載継続中です。

 そうそう、思い出しました、このとき初めて「きらきらうえつ」に乗ったんでした。インパクトのある外観もさることながら、車内もリゾート列車らしく、車窓の景色、車内での過ごし方、食べ物飲み物、それぞれに特色があって、道中を飽きさせない楽しい列車でした。象潟までの延長運転の日に乗れたのもよかったです。また乗ってみたいですね(^^)。

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イメージ 1 ▲これでも485系。快速「きらきらうえつ」。

 2007年8月26日(日)、新潟駅。

 明けて26日日曜日は、初めての快速「きらきらうえつ」に乗って日本海クルーズへ出かけます。

 8871M快速「きらきらうえつ」は、登場したときから鉄道雑誌などで様々に取り上げられ、「きらきらみちのく」や「リゾートしらかみ」などとともに、東日本を走る三大リゾート列車として君臨するに至りました(ほんとかいな?)。その「きらきらうえつ」にいつか乗ろういつか乗ろうと思っていたのですが、それが今回実現したのです。

 新潟中越地震の影響で10:11発の「北越4号」の運休を知らせる掲示が出ている中を新潟駅6番線へ下りると、09:55頃、入線してきましたきました「きらきらうえつ」。485系の改造とはちょっと思えない外観、特にそのカラーリングはジョイフルトレインの名に恥じない明るく楽しいポップ調で、「旅を楽しませてくれる列車」なんだなあということを乗る前から実感。4両編成のうち2号車が「ラウンジ車」で、売店とオープンのボックス席があります。その他は全車普通車指定席で、僕は3号車の海側に陣取ります。

イメージ 2 ▲「きらきらうえつ」入線。

イメージ 3 ▲新潟駅はホームにもPRの看板が。

 この「きらきらうえつ」、普段は酒田止まりですが、夏のシーズンの土曜日曜は象潟まで足を伸ばします。この日も終点は象潟です。10:15に新潟を出発して、象潟までは3時間16分の日本海に寄り添いながらの旅になります。

 さあいよいよ新潟を出発。海側の席を中心に車内はほぼ満席で、ラウンジ車も常に席が埋まっていて座るチャンスがありません。しかたがないので売店前のカウンターで日本海を見ながら一杯やります。売店で購入したのはもちろん再び「エチゴビール」。ウマイ(^-^)。
 この売店、「茶屋」というのですが、「きらきらうえつ」の登場当時は新潟地酒飲み比べセットという地酒三種類を一升瓶からグラスに注いで出してくれるメニューが人気だったと聞きましたが、今はこの飲み比べセットは廃止されており、車内の壁に掛けられたメニュー一覧でも上から紙が貼られていて残念でした。売店で買えるのはカップの地酒が二種類だけのようです。

イメージ 4 ▲府屋のあたりでエチゴビール。

イメージ 8 ▲和風ラウンジスペース。

イメージ 9 ▲売店「茶屋」。酒田を出てから撮影。

 「きらきらうえつ」は村上を出ると日本海が見え始め、桑川、勝木、府屋、鼠ヶ関、あつみ温泉、鶴岡と停車しながら海岸をなぞるように走っていきます。鶴岡では5分停車で、反対側のホームに到着する酒田からの普通列車226Dを待ちます。

イメージ 5 ▲鶴岡に到着した普通列車226D。

イメージ 6 ▲鶴岡駅に停車中。

 鶴岡を出ると右手に鳥海山が見えてきますが、あいにくこの日は頂上付近が雲に覆われていてあまりよく見えません。米どころ・山形の庄内平野を快走して酒田には12:51に到着。ここまでで車内はほとんどカラになってしまい、酒田以北の利用者はあまりいないようです。売店の営業も酒田まで。乗務員も交代して酒田からあと38分、終点象潟はもうすぐです。

イメージ 7 ▲酒田を出て寂しくなった車内。

イメージ 10 ▲天気に恵まれた7月に通ったときとはうってかわって雲に覆われた鳥海山。