青森を拠点にどさまわり⑰(秋田経由で)
【2009年7月26日の追記】
どさまわり記事のリバイバルアップを続けています。
2年前のこのときはほんとによく「いなほ」に乗りました。しかしなんと言ってもこの2007年7月13日のできごとで衝撃的だったのは、「いなほ8号」車内の切符置き忘れ事件です。盛岡まで通しの切符を秋田下車時に置き忘れるとはなんとも情けない。しかしこのときの秋田駅などの駅員のみなさんの朴訥だけれど親切な対応には感激しました。あのときのことを思い出しながら、この記事を再アップします!
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▲秋田で出発を待つ「こまち16号」。
2007年7月13日、早朝の青森駅。
急行「はまなす」を終点青森で降りた僕は、向かいのホームに入っている2008M特「いなほ8号」に乗り換えます。このホームの光景は4日前、7月9日に「いなほ8号」に乗ったときと当然同じですが、少し違うのは、この日の「いなほ8号」は新潟車両センターの485系リニューアル3000番台だったことです。このカラーの3000番台は初めてナマで見ましたが、「白鳥」に運用されているまっきっきの3000番台よりは、僕はこっちのほうがいいなあ。いずれにしてもヘッドマークがLED表示というのは気に入りませんけれど。
LED表示はなんだかな……
さあ、4日前にも乗って勝手知ったる「いなほ8号」、06:07に定刻出発です!4日前と同様、先頭の6号車自由席(クハ481-3342)に陣取って進んでいくと、最初の停車駅は弘前。向かいのホームでは五能線カラーのキハ40が見えます。06:39発鰺ヶ沢行き824Dです。続いて陣場、白沢あたりで4001レ特「日本海1号」とすれ違います。この日はなんとかその瞬間をカメラに収めることができました。
「日本海1号」とすれ違う。
こんな感じで順調に走った「いなほ8号」、さああともう少しで秋田だという一つ手前の土崎を通過したあたりで突然停車。ありゃりゃ?先行する普通列車が踏切で緊急停車したためこちらも停まったとのこと。おっとこりゃいかん。「いなほ8号」の秋田到着は08:45で、9時半からの会議に出席することにしているので、ここで遅れが出ては困ります。ここで焦ったのがその後の面倒を招くことに……
携帯メールで先方と連絡を取りながら時間調整をしているとまもなく先行列車の安全が確認されてこちらも運転再開。遅れは幸い15分程度で済んだようです。
しかし、先方との連絡やらなんやらを続けているうちに秋田に到着してしまったのでばたばたと降りたところ、なんと、切符を窓脇に置いたまま降りてしまいました!改札口でそれに気づいたときには「いなほ8号」はもう発車したあと!置き忘れた切符は青森から新潟までの自由席特急券と、札幌から秋田経由盛岡までの乗車券です。駅員さんに事情を説明して乗っていた座席周辺を探してもらうように頼みましたが、秋田からまとまった乗車があり、その検札などが一段落してからでなければ探せないのでしばらく時間がかかるとのこと。9時半に会議があることを説明していったん改札の外へ出してもらいました。
しかし、先方との連絡やらなんやらを続けているうちに秋田に到着してしまったのでばたばたと降りたところ、なんと、切符を窓脇に置いたまま降りてしまいました!改札口でそれに気づいたときには「いなほ8号」はもう発車したあと!置き忘れた切符は青森から新潟までの自由席特急券と、札幌から秋田経由盛岡までの乗車券です。駅員さんに事情を説明して乗っていた座席周辺を探してもらうように頼みましたが、秋田からまとまった乗車があり、その検札などが一段落してからでなければ探せないのでしばらく時間がかかるとのこと。9時半に会議があることを説明していったん改札の外へ出してもらいました。
会議がある場所へタクシーで移動中に駅員さんから携帯に電話がかかってきて、「車内でざっと探してみましたが見つかりませんでした」との連絡。がーん、ショック。でも捜索してくれた駅員さん、車掌さん、ありがとうございますー。
というわけで9時半からの会議には無事出席し、一時間半程度で終了。路線バスに乗って秋田駅へ戻り、捜索してくれた駅員さんに改めてお礼の挨拶をし、駅員さんのアドバイスに基づいて、万が一あとでなくした切符が出てきたときのために「紛失扱い」で乗車券を買い直しました。
おかしいなあ、切符はどこへ行ってしまったのだろうと思いながら、駅ビルの中でお昼を食べることにしました。秋田に来たなら稲庭うどんかなーなどと思って探していたら「稲庭うどんと牛トロ丼セット」というのが目にとまったので、その店にふらふらと入りました。
稲庭うどんはおいしかったです。しかし、牛トロ丼というのはマグロのネギトロのように生の牛肉を叩いたものがごはんの上に載っているもので、これが冷凍物。冷凍庫から出したがちがちのハンバーガーのパテのようなものをそのままごはんに載せてあるのでちょっと興ざめ。ごはんの熱で溶かしながら食べましたが、脂身も多くて少々しつこく、これはいまいちでした。完食しましたが。
稲庭うどんはおいしかったです。しかし、牛トロ丼というのはマグロのネギトロのように生の牛肉を叩いたものがごはんの上に載っているもので、これが冷凍物。冷凍庫から出したがちがちのハンバーガーのパテのようなものをそのままごはんに載せてあるのでちょっと興ざめ。ごはんの熱で溶かしながら食べましたが、脂身も多くて少々しつこく、これはいまいちでした。完食しましたが。
稲庭うどんと牛トロ丼セット。
ひととおりの仕事は終わりました。12:01発の「こまち16号」に乗って上京します。
秋田新幹線のホームに出ると、いつもは「はやて」にばかり乗っているので盛岡で別れてばかりいる「こまち」が停まっていました。牛トロ丼の口直しに駅弁でもと思ったのですが、ホームに下りてしまうと駅弁を扱う売店はないのですね。がっかり。
秋田新幹線のホーム。
広い秋田駅構内を抜けて2番線に12:12発の酒田行き540Mが入ってくるのが見えました。そろそろこちらも発車です。
「こまち16号」まもなく発車。