青森を拠点にどさまわり⑭（女満別空港）

【2009年7月19日の追記】

　どさまわり紀行のリバイバル掲載を続けています。

　女満別空港は北見・網走が背後に控える道東の拠点空港だけに就航路線も多く、かなりの便数が離発着しています。道内便も丘珠・新千歳と両方あり、丘珠空港は過去一度だけ函館→丘珠に乗ったことがあるだけだったので、このときは女満別→丘珠便にトライしてみましたが満席で実現しませんでした。記事にも書いているように、できれば「オホーツク6号」で戻りたかったのですが間に合わず、残念ながらJALでの往復になってしまいました。

　それにしても、僕ってこの頃ずいぶん忙しいことをしてたんですね(^_^ゝ。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

▲女満別空港の3レターズは「MEM」。なんだかかわいい。

　7月12日に新千歳から乗ったJAL2711便は曇天の中を予定通り飛んで女満別へ着き、僕はその日の仕事をこなし始めました。
　しかし、北見と網走でのアポが朝からとんとんと入ってうまい具合に「オホーツク6号」に乗って札幌へ戻れればいいなと思っていたのですが、世の中なかなかそううまくは行かず、北見のアポは9時半から午前いっぱい、そして網走のアポは午後2時からに入ってしまい、帰りも泣く泣く飛行機にせざるを得なくなりました。

　北見から網走への移動途中、美幌の「そばのかね久総本店」で豚丼が出てくるのを待つ間に携帯電話から航空券の予約をしようとまずANAのサイトに接続したら、17:55発の丘珠行きANA4868便はなんと「満席」！がーーん。もしかして今日中に札幌へ戻れないという事態もあり得るのかしらとかなり心配になりながら次にJALのサイトに接続したら、17:40発の新千歳行きJAL2718便にはなんとか空席がありました。ほっと安心。そっかー、丘珠はプロペラ機で機材も小さい上に札幌市内へのアクセスがよいので先に満席になるんだな……

　というわけで、網走での仕事も終わり、午後4時にはもう女満別空港にやってきました。

女満別空港。

　ターミナルビルの前には「女満別空港」と記された鏡のようなモニュメントが置かれています。このデザインは何を表しているのでしょうか。
　モニュメントの近くには時計とともに電光掲示の温度計がありましたが、このときの気温はなんと12.4℃！7月12日に12.4℃とは……半袖ではちょっと厳しいほどの肌寒さです。

女満別空港のモニュメント。

　時間はたっぷりあるのでチェックインを済ませて屋上展望スペースで肌寒い風に当たりながらのんびり過ごします。
　
　滑走路から飛び立っていったのは所定時間15:40発の関空行きANA1796便。あの反り上がった主翼の先端はボーイングB737-700ですね。まだ一度も乗ったことがないです。

関空行きANA1796テイクオフ。
　
　これから乗る飛行機は先ほど携帯電話で予約した（世の中便利になったものです）17:40発のJAL2718便。これは17:05着の新千歳からのJAL2719便が折り返しになるものです。
　しばらく待っていると、北のほうに小さく機影が見えてきました。女満別空港からの屋上展望スペースからは滑走路の遠く向こうに水面が見えますが、あれは網走湖です。女満別空港への北からのアプローチは能取湖上空で旋回して南を向き、網走湖上空をまっすぐ降りてRWY18へ進入してくるというものです。

　JAL2719便はほぼ予定通り女満別空港にランディング。穏やかな丘陵が広がる空港周辺は、青空いっぱいの好天ならさぞや美しい風景が機上から楽しめることでしょう。

新千歳からJAL2719が着陸。

JAL2719の機材はMD-90。

　JAL2719/2718便の機材はMD-90。来る時に乗ったMD-87よりも新しく、当時のJASが初めて導入したときには黒澤明監督プロデュースの何種類ものレインボーカラーをまとっていたことがある機材です。折り返し新千歳行きJAL2718便になり、新千歳到着は18:25分の予定です。

▲JAL2719がブロックイン。