青森を拠点にどさまわり⑬(女満別へ)
【2009年7月17日の追記】
どさまわり記事のリバイバル掲載を続けています。
いやー、今から2年前のことを書いた記事ですけれど、なつかしいですねえ。急行「はまなす」に「大沼だんご」、そしていちばんなつかしいのは女満別行きのMD-87です。MD-87はその後全機が退役してしまい、今ではもう日本の空から姿を消してしまいました。飛行機の道内路線というのもあまり体験したことがないので新鮮でした。道内だけで航空路線が張り巡らされているのですから北海道の広さが窺えるというものです。
それにしても新千歳空港、しばらく行ってないです。夏休みは北京から札幌行き直行便で帰省しようかしら(^^)。
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▲急行「はまなす」健在!
明けて7月12日(木)、この日は北見と網走で会議に出なければなりません。おまけに、この日は夜までに札幌へ戻ってきて急行「はまなす」に乗らねばなりません。こうなるともはや鉄道での移動は断念せざるを得ません。
眠い目をこすりながら札幌駅前のビジネスホテルを出て新千歳空港までの切符を買ってホームへ上がってみると、おお!05:50に青森から到着した201レ急「はまなす」がいるではありませんか。早起きは三文の得であります。函館から牽引してきたのは「北斗星」カラーのDD51-1100。「函」のプレートとともに重連を示す「重」のプレートも差してありますが、「はまなす」を牽くときは重連ではありません。
「はまなす」の札幌着は05:50。
牽引はDD51-1100。
「函」「重」、かっこいい。
一通り編成を眺めて歩いてふと向こうのホームを見ると、おや?なにやら見慣れない車両が停車しています。見覚えのないオレンジ色の帯に「Tilt261」の文字。ヘッドマークの幕には「試運転」。何かの新型車両なのかしら、とそのときは思いましたが、あとで調べてみるとこのキハ261系は秋のダイヤ改正で増備される車両のようですね。オレンジの帯はなかなか新鮮です。これが見られたのもまた三文の得。
キハ261系の増備車でしょうか。
さて、こちらが乗るのは3850M快速「エアポート60号」。快速「エアポート」の一番列車です。721系電車の6両編成。平日の朝なので座れなかったら困ると思い、指定席である「uシート」を確保しておきましたが、これが正解。まだまだ早朝の時間帯なのに、札幌、白石、新札幌と停まるごとに乗客は増えていき、空港線の活況を見せつけられたからです。
おなじみ721系快速「エアポート」。
3850Mの新千歳空港着は07:13。さくさくとチェックインを済ませ、まだそれほど混雑はしていない搭乗待合室へと進みます。ここで僕が広げたのが、前日「スーパー北斗9号」の車販で購入した「大沼だんご」。前日のうちに食べるべきものではありましたが、前夜は飲み会もあったりなんかして食べる機会を逸したので、この日の朝食となりました。
朝からだんごと言うなかれ。
今回車販で求めたものは「沼の家」(創業明治38年)の「元祖大沼だんご」。小豆あん、ごま、醬油の三つのフレーバーがあるわけですが、もっともポピュラーなのが小豆あんと醬油の組み合わせ。大好物であります。一晩置いたあとでもかたくならず、まことにうまい。新千歳空港の搭乗待合室のベンチで「大沼だんご」を開いて食べるというのはいささか違和感がなかったわけではありませんが、おいしいんだからしかたがない。搭乗が始まる前に完食です。
久しぶり!っの「大沼だんご」。
朝食べてもおいしいんですよ。
搭乗するのは女満別行きJAL2711。機材は今後退役が進むであろうMD-87。あまり乗るチャンスのない機材なので楽しみではありますが、この日の新千歳空港周辺は雨。搭乗待合室の窓ガラス越しに雨に濡れるエプロンが見えます。これでは上空からの景色はまったく望めませんね。
雨の新千歳空港。
▲MD-87で運行される女満別行きJAL2711便。