青森を拠点にどさまわり⑫(みがきにしん!)
【2009年7月15日の追記】
どさまわり紀行のリバイバル掲載続けてます。
キハ281系「スーパー北斗」のグリーン車初乗車体験でしたねーこのときは。このときは普通車は満席、グリーン車もかなりの乗車率で、しかも函館~札幌を乗り通す人が多いのにびっくりしました。大幹線なんですねー。
でもって、函館駅の「鰊みがき弁当」、大っ好きです。濃い味でおいしいんですよねー。かなり久しく食べてないです。夏休みに帰省できたら函館まで足を伸ばそうっと。
ではリバイバル、スタート!
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2007年7月11日、「スーパー北斗9号」。
青函トンネルをくぐってやってきた函館は肌寒い天気。夏はまだまだという感じです。12分の待ち合わせで281系気動車の「スーパー北斗9号」に乗り換えます。「白鳥」と「北斗」の乗り換えは同じホームでできるようになっていてとてもスムース。
この日の「スーパー北斗9号」は何両か増結しているようでしたが、小学生の団体などで普通車指定席は満席。4日前に青森駅のみどりの窓口で「満席です」と言われてしまい、迷った挙げ句に、あとに仕事が控えているからとグリーン車を奮発しました。2×1列のキハ281系のグリーン車は初体験ですが、函館に着いてみて小学生の団体が山ほどいるのを見てグリーン車にしてよかったと思いました。
札幌まで3時間15分。
小沼の水縁を疾走する。
キハ281系のグリーン車は一人がけの席が海側に半分、山側に半分あり、僕はこの日は山側の席でしたが、広く大きな一人がけシートにどっしりと腰掛けて出発です。グリーン車の車内はとても静かで、エンジンの震える音をかすかに聞きながら、終点札幌まで3時間15分の道中が始まりました。
奮発してグリーン車だ!
この路線を走るのは今年2月以来約5ヶ月ぶり。でも前回は函館発19:42の「スーパー北斗21号」で真っ暗闇の中だったので、こうして白昼走るのは久しぶりです。左手に大沼公園の小沼が見えてくると大沼駅を通過し、大沼公園駅に停車です。雲が厚く垂れ込めた曇り空なので駒ヶ岳も見えず、小沼も大沼も少々くすんだ景色です。大沼公園駅を発車すると、大沼公園名物「大沼だんご」が積み込まれたので車内販売をご利用くださいという放送があり、よっしゃ車販が回ってきたらゼッタイ買うぞと決意しました。
さて、お昼の駅弁を広げましょう。
函館駅の駅弁と言えば、他にどんなのがあるかわからないぐらい、この駅弁しか食べません。それは「鰊みがき弁当」。大っ好きなんです!
北国の代表的な海産物・ニシンの干物であるところのこの「身欠きニシン」、東北北海道以外ではあまり食卓に上がることがないのではないかと思いますが、僕にとっては「身欠きニシン」は子どもの頃から極めてメジャーなごはんのおかず。酒を飲むようになってからは極めてメジャーな酒の肴であります。
この北国の海産物の代表格を、これまた北国らしい濃い味付けで調理したのが函館駅の「鰊みがき弁当」。大ぶりのカズノコもたっぷり、食感のよい茎ワカメもたっぷり、みそだいこんも二切れ。じっくりかみしめながらゆっくり食べて、まことにもっておいしかったです。この駅弁を食べ始めた時にグリーン車常務のアテンダントの方がサービスドリンクの注文を取りに来たのでホットコーヒーをお願いしたら、「お食事が終わったらお持ちしましょうか」と尋ねてくれました。中国ではあり得ないこういうサービスに出会うとなだか感動します。
北国の代表的な海産物・ニシンの干物であるところのこの「身欠きニシン」、東北北海道以外ではあまり食卓に上がることがないのではないかと思いますが、僕にとっては「身欠きニシン」は子どもの頃から極めてメジャーなごはんのおかず。酒を飲むようになってからは極めてメジャーな酒の肴であります。
この北国の海産物の代表格を、これまた北国らしい濃い味付けで調理したのが函館駅の「鰊みがき弁当」。大ぶりのカズノコもたっぷり、食感のよい茎ワカメもたっぷり、みそだいこんも二切れ。じっくりかみしめながらゆっくり食べて、まことにもっておいしかったです。この駅弁を食べ始めた時にグリーン車常務のアテンダントの方がサービスドリンクの注文を取りに来たのでホットコーヒーをお願いしたら、「お食事が終わったらお持ちしましょうか」と尋ねてくれました。中国ではあり得ないこういうサービスに出会うとなだか感動します。
▲大好物の函館駅弁、「みかど」の「鰊みがき弁当」。
身欠き鰊にカズノコたっぷり。
曇って冴えない内浦湾を眺めながら「スーパー北斗9号」は爆走します。停車駅は五稜郭、大沼公園と停まったあとは、八雲、長万部、洞爺、伊達紋別、東室蘭、登別、苫小牧、南千歳、新札幌、そして終点札幌です。四分の三ほど埋まったグリーン車の乗客にほとんど動きがなく、大部分が札幌まで乗り通すようです。
山越付近の海も荒れ気味。
そして15:31、「スーパー北斗9号」は終点札幌に到着しました。JRタワーなどが建って生まれ変わった札幌駅の改札の外に出るのは初めてです。外観はとても駅舎とは思えず、構内はさまざまなショップや施設が入って旅行客だけではない大勢の人々で大いににぎわっていました。さすが札幌、大都会。
あ、午後4時から会議だった。早く行かなくちゃ。
▲札幌駅。たまげた。
おまけは赤煉瓦の旧道庁。