毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

青森を拠点にどさまわり⑪(青函を跨いで)

【2009年7月13日の追記】

 2007年7月どさまわりの記事のリバイバル掲載を続けています。

 この記事は2007年7月11日の旅を記したものですね。今からちょうど2年前のものになりますが、「スーパー白鳥95号」で渡った北海道はずいぶんと肌寒かったようです。函館山にかかる雲もなんだか寒そうです。

 函館到着前に見えた国鉄色キハ183形にはびっくりしました。2009年3月には「おおとり」のリバイバル運転も行われましたから、この国鉄色は今も健在なのでしょうか。もう一度乗ってみたいものです。

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https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818132451.jpg ▲がんばる485系「かもしか2号」。国鉄色に戻ってほしいのだけれど……。

 盛岡と青森での仕事を終えた翌7月11日(水)は北海道へわたります。

 この日は午後4時から札幌で会議があるので、それに間に合うように青森から移動を開始します。飛行機にしようかなとも思いましたが、青森から新千歳へのフライトは一日に2便しかなく、あまり時間帯がよくなかったので、この日もやはり列車で行くことにしました。

 青森駅から乗車するのは10:00発の4095M特「スーパー白鳥95号」。3番線に下りてみると、ビジネス客や修学旅行なのか小学生の団体もいたりしてなかなかの賑わいです。4番線には09:57発の485系2042M特「かもしか2号」が出発を待っています。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818132455.jpg 今でも広々とした印象の青森駅

 この風景はなんとなくなじみのある風景です。というのは、上野から「あけぼの」でやってくると、青森で降りた時に見られるいつもの風景だからです。

 ということは、まもなく「あけぼの」が到着するということです。
 「あけぼの」の到着は09:55。「スーパー白鳥95号」の出発まで5分しかないけれど写真が撮れるといいなあと思いつつ待っていると、時刻どおりにやってきてくれました、寝台特急「あけぼの」。09:54着の「スーパー白鳥95号」とほぼ同時に5番線に滑り込んできた「あけぼの」の先頭はEF81-138。うーん、いつ見てもほれぼれするこの編成美。この日は8号車ゴロンとシートまでの短編成での運行だったようです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818132509.jpg ▲「あけぼの」到着。牽引は青森車のEF81-138でした。

 「あけぼの」の到着を待って「かもしか2号」が出ていくと、次は我が「スーパー白鳥95号」が出発する番です。8両に増結された789系には団体さんもかなり乗っていて、青森到着後もあまり乗客の数が減りません。多くが函館まで乗り通すようです。僕が乗った車両にも、がははははははほーーーほっほっほっほとほとんど函館まで大声と大笑い声が絶えないおばさんグループが乗り込んでいて、車内はとてもやかましかったです(^_^ゞ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818132505.jpg 続いて「かもしか2号」発車!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818132500.jpg そして「スーパー白鳥95号」の番。

 天気はどんより曇り。蟹田の手前でちらりと見えるむつ湾も荒く波立っています。
 乗務員交代を済ませて蟹田を出発し、中小国で津軽線と分かれて海峡線に入るといよいよトンネルの連続が始まります。車内の電光掲示板ではトンネルがあるごとにそのトンネルの名称が表示されて、まだ青函トンネルではないことを知らせてくれます。津軽今別を通過したあと始まるトンネルから数えて9本目のトンネルが青函トンネルなのだそうですが、青函トンネルに入る瞬間を見たいと待ちかまえるなら自分で1本目、2本目と数えるしかありません。電光掲示板に頼っていると、「ただいま青函トンネルに入りました」という表示が出たときには列車はもう既に青函トンネルに入っているからです(^-^)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818132513.jpg 蟹田付近で見えたむつ湾。

 やがて「スーパー白鳥95号」は青函トンネルを抜け、むつ湾を見ながら終点函館を目指します。木古内に停車し、渡島当別茂辺地、上磯と函館に近づくにつれて函館山が見えてきますが、白波を立てる函館湾の向こうに鎮座する函館山にもこの日は雲が垂れ込め、頂上付近は雲の中に姿を隠したままでした。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818132517.jpg ▲この日の天候は芳しくなく、函館山も雲の中。
 
 函館本線に合流し五稜郭駅を通過していよいよ函館駅構内へ入ってくると、おやや?構内の留置線に国鉄色のキハ183形とおぼしき車両が留められているではありませんか。しかも国鉄色JR北海道ラベンダーカラーとが入り交じって連結されています。これはいったい?? 廃車を待っているのでしょうか、それとも何かのリバイバル運転で活躍できる日を待っているのでしょうか。国鉄色のキハ183形を遠目にでも見られたのはよかったけれど、なんだかかわいそうな姿で心配になってしまいました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818132523.jpg ▲このキハ183形のツートンカラーはいったい??

 さて、函館到着は12:02。昔ながらの大きくカーブした函館駅のホームにゆっくりと入ります。降りてみると、ひゅぅぅぅぅーーっと海風が吹き抜けて、7月も半ばなのに、なんだか肌寒い~~。
 さあ、函館では12:16発の5009D特「スーパー北斗9号」に乗換です!。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818132528.jpg 函館到着。さむっ。