毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

名残の「彗星」、そして火祭り⑳(夜行二連泊)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818112803.jpgトワイライトエクスプレス・カラーのEF81に牽かれて、「日本海3号」まもなく発車!

 2005年8月31日、大阪駅、残暑。

 大阪駅11番線から485系国鉄色の20:08発4047M特急「雷鳥47号」が出発するのと入れ違いに、10番線にようやく4003レ特急「日本海3号」が入線してきました。

 なんと!、この日の「日本海3号」を敦賀まで牽引するのはトワイライトエクスプレス塗装のEF81-104機ではありませんか。自分の乗る「日本海」をトワエク色のEF81が牽いてくれるなんて、なんだかうれしい~~(^-^)。
 入線から発車までたった8分しかないので、最後尾も先頭機関車も両方写真に収めて乗車するというのはかなりのばたばたです。とにかく一枚ずつ収めてあわただしく車内に入りました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818112809.jpg日本海3号」最後尾は1号車。

 夜行列車の出発はもう少しゆとりを持ってほしいなあと思いつつ、自分の寝台に荷物を収めると、ほどなくして20:17、定刻に大阪を出発です。この日の宿は6号車4番下段。この日の編成は進行方向後から1号車、2号車の順で6号車まで来てその次が11号車、いちばん前は12号車とカニという編成です。新大阪、京都と停まってもあまり乗客は拾えず、全体にがらんとした車内で青森を目指すことになりそうです。

 「日本海3号」の敦賀到着は22:04。機関車付け替えも含めて28分の長時間停車で、敦賀発は22:32です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818112827.jpg 敦賀で28分の長時間停車。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818112814.jpg 静まりかえった敦賀のホーム。

 この長時間停車のうちに、青森まで通して牽引すればいいものをなぜか機関車を付け替えますが、それ以外にいろいろと特急に抜かれもします。まず最初は4049M特急「サンダーバード49号」富山行き。それに続いて5063M特急「しらさぎ63号」金沢行き。新型車683系に置き換えられたばかりの「しらさぎ」が見られたのは収穫。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818112817.jpgサンダーバード49号」到着。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818112822.jpgしらさぎ63号」にも抜かれます。

 「日本海3号」を敦賀から青森まで牽引するのはローズピンクのEF81-48機です。敦賀駅の灯りのあまり届かないホームの端で準備万端整え、青森までのロングランへ挑みます。僕は前夜の「彗星」に続いて寝台特急二連泊。青森到着は11:48ですから早起きの必要はまったくありません。EF81に牽かれるにまかせて、敦賀を出たら寝台に横たわることにしましょう。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818112830.jpg ▲EF81-48、発車を前に力のみなぎる精悍な顔つき。