毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

名残の「彗星」、そして火祭り⑫(熊本でランチと言えば)

イメージ 3 ▲紅蘭亭のたいぴーえん。

 2005年8月29日、熊本でランチタイム。

 熊本へやってきたのは生涯二回目。一回目は仕事だったので、西鹿児島から特急「つばめ」で熊本駅へつくやいなや、タクシーで仕事場へ行き、日が暮れてから高速バスで宮崎へ抜けただけなので、ほとんど印象がありません。熊本駅の駅舎をゆっくり眺めるのは今回が初めてと言ってよいですが、なんだか立派な駅舎ですなあ。

イメージ 1 ▲どーんと熊本駅。

 さて、ランチタイムです。

 熊本に来たらぜひ食べたいもの、それは「太平燕(たいぴーえん)」。一言で言ってしまえばスープはるさめらしいのですが、熊本ではなぜか「太平燕」と称して有名らしいです。

 まずは路面電車の市役所前で下車し、安政町にある「紅蘭亭」へ。これはなかなかの店構えの立派な中華料理店です。ここで「たいぴーえん」だけ注文するのはけっこう気が退けます。何かサイドメニューも頼まなくっちゃ。とにかく、僕はここで生まれて初めて「たいぴーえん」なるものを食べます。いえ、もちろん「スープはるさめ」的なものは多少は食べたことがありますが、「たいぴーえん」と称されるものを食べるのは初めてであります。

 キターー、ついに来ました!紅蘭亭のたいぴーえん。ふむふむ、揚げ玉子が特徴のようですね。スープは、おおぉっ、なかなかコクがあります。具材にはシーフードが多いですね。あ、なんかこれ、おいしいな。はるさめはつるつるしてさっぱりするけれど、スープもたっぷり具材もたっぷりでけっこう食べ応えあるし、なんかどんどんつるつるいっちゃいます。あ、おいし。つるつる。ま・い・う・ー。

イメージ 2 ▲イカやエビの歯ごたえ、しゃきしゃきの野菜、こくのあるスープ。言うことなし。

 というわけで、生涯初のたいぴーえんをあっという間にたいらげてしまいました。おいしかった。

 ところでどうして「太平燕」と書いて「たいぴーえん」というのでしょう。普通の中国語の発音ならば「たいぴんいぇん」になるはずなのですが、伝来してから時が経ってそういう音に変化したのでしょうか。

 などと考えている間にやってきたのは熊本阪神デパート。ここの8階に「中華園」というお店があり、ここのたいぴーえんもおいしいのだそうです。

 え、さっき紅蘭亭で食べたじゃないか、ですって?はいはい、食べましたよ。それがどうかしましたか? <(`^´)>エッヘン。

 さあ、来ましたよ、中華園のたいぴーえん。中華園のたいぴーえんは、スープは透き通っていてかなりサッパリ。具材に白菜とシイタケがたっぷりだからでしょう。玉子は煮玉子。これまたかなりおいしいです!二杯めに食べるにはまさにうってつけのライトな味です!またつるつるつる~っとあっという間に完食してしまいました。

イメージ 4 ▲こちら中華園のたいぴーえん。8階から熊本市内の景色を眺めながら食べられます。

イメージ 5 ▲スープは透明であくまでもすっきり。野菜たっぷりでヘルシーかつウマイ。

 さて次は、たいぴーえん専門店「緑洲(オアシス)」へ行ってみましょう。ここのたいぴーえんはどんなんかなー?
 花畑町にあるという「オアシス」、熊本阪神から市電の電停「熊本城前」方面へ向かいつつ小路へ入っていくと、ありましたありました、「緑洲」という看板がありますあります……エエエエッッ!!閉まってるじゃない!なんと、営業は午後6時から、でした(T_T)。く、くやしい。食べたかった……

 しかたがないので、気を取り直して、熊本城を散策することにしようっと。