名残の「彗星」、そして火祭り⑪(立野スイッチバック)
2005年8月29日、豊後竹田→宮地。
豊後竹田駅に戻ってくると、もう暑いのなんのって。ホームに上がると熱気むんむん、九州の夏を否応なく満喫してしまいます。
さて、これから乗る11:00発の2422D普通列車宮地行はキハ125形の単行です。目に鮮やかというかどぎついというか、JR九州の誇るイエロートレインです。反対側のホームに停まっている11:01発の大分行き4441Dのレッドトレインと並ぶとなんとまあ華やかな。
宮地行きはイエロートレイン。
宮地へはキハ125形の単行で。
赤と黄色が目にまぶしい。
豊後竹田を出ると、いくつものトンネルと曲線が折り重なるように迫ってきます。豊後竹田~宮地間34.6㎞には駅が4つしかなく、玉来、豊後荻、滝水、波野、宮地と駅間の長い山線が続きます。特に波野は標高754mで九州最高所の駅です。
宮地目指して山を行く。
九州最高所の駅、波野。
さて、11:52、終点の宮地に到着です。宮地では12:14発の肥後大津行き434Dに乗り換えます。出発まで20分弱あるので、ちょっと駅前に出てみましょう。
宮地駅の駅舎は昭和19年改築の木造駅舎ですが、阿蘇神社の最寄り駅ということで社殿を模した造りになっています。駅舎に隣接する電話ボックスも駅舎同様の木造でなかなか味があるではありませんか。阿蘇神社は宮地駅から徒歩15分ぐらいのところにあるそうなので、次回は観光列車「あそ1962」への乗車なんかも組み合わせてゆっくり来てみたいなと思いました。
宮地駅の駅舎は昭和19年改築の木造駅舎ですが、阿蘇神社の最寄り駅ということで社殿を模した造りになっています。駅舎に隣接する電話ボックスも駅舎同様の木造でなかなか味があるではありませんか。阿蘇神社は宮地駅から徒歩15分ぐらいのところにあるそうなので、次回は観光列車「あそ1962」への乗車なんかも組み合わせてゆっくり来てみたいなと思いました。
社殿造りの宮地駅。
電話ボックスもシブイ木造。
宮地からはキハ147形で。
思いっきりアナログな運転席。
さて、肥後大津行きはキハ147形の二両編成で出発です。
この区間を乗るのは初めてなのですが、宮地駅のホームからは南方に阿蘇を望むことができますし、宮地駅を出発したあとも、進行方向左手に阿蘇の山並みをしばらく眺めることができます。なだらか~な阿蘇の山並みがとても美しくて感動しました。
もうすぐ信号が青に変わる。
▲初めて見る阿蘇山に感動。
▲なだらかな稜線が青空マッチ。
赤水で「九州横断特急」と交換。
赤水の次は立野。立野は二段スイッチバックがある駅でつとに有名ですね。実は立野がスイッチバックの駅だということをすっかり忘れていて、立野駅に近づいて運転士さんが行ったり来たりするのを見てやっと思い出しました。最初からわかっていればもうちょっとましな写真も撮ったのに~(T_T)。
スイッチバックを繰り返しながら立野駅へ入ると、先着していた宮地行き431Dが出発していきました。
スイッチバックを繰り返しながら立野駅へ入ると、先着していた宮地行き431Dが出発していきました。
スイッチバックの駅・立野。
肥後大津からはほとんど爆睡状態に陥り、気がついたときには熊本にまさに到着しようとしているところでした。13:42、熊本到着。よしっ、昼を食べるぞ、昼。熊本と言えば、アレを食べることに決めているのだ。アレですよ、アレ!(^-^)。