毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

深夜の炭水化物(2017年月イチ日本・10月編;その2)

イメージ 3 ▲北京を03:15に出発する香港行きキャセイ・ドラゴンKA997便はE13番ゲートから。

 2017年9月30日、機内アンケート。

 日付が変わって00:20に北京空港に到着したCZ6532便を降りて、第2ターミナルで託送荷物を受け取り、ターミナル間無料連絡バスで第3ターミナルへ移動。これだけでかなりの時間を費やし、ものすごく時間をもてあますようでいて実はそうでもなくなっているというのが、さすが北京空港。

 これから乗り継ぐのは、03:15発の香港行きキャセイ・ドラゴンKA997便。香港を23時ちょうどに出発し北京に02:15に到着するKA996便の折り返し便なのですが、北京~香港線という短距離フライトなのに、こんなとんでもない時間に出発する便があるなんてにわかには信じがたい上に、それに自分が乗ることがあろうとは思ってもみなかった。

イメージ 4 ▲すっかりキャセイ・ドラゴンの新塗装になったA330-300。

 北京空港にはキャセイの専用ラウンジがあり、乗るのはエコノミークラスですが、ワンワールドのステイタスでラウンジが使えるので、出発までの時間をそこで過ごすことに。中に入ってみると、ぱらぱらと利用客がいますが、これらはもちろん全員KA997便に乗る予定の人たちです。

 こんな深夜にも拘わらず、点心など何種類かの温かい食べ物もあり、もうすぐ午前3時になろうというのに、つい食べたくなってしまいます。「やめとけ」と心の中のダイエットの神様が小さな声で叫んだような気もしましたが、きっと気のせい。いただきます。にくまんに、焼きそばに、もっちりした皮のエビギョーザ。ドリンクは温かい豆乳をいただき。夜更けに食べる炭水化物ってどうしてこんなにおいしいんだろう。

イメージ 1 ▲北京空港のキャセイラウンジで夜更けに遅めの晩ごはん(早めの朝ごはん?)。外はもちろんまだ真っ暗。

イメージ 2 ▲にくまん、焼きそば、もっちりした皮のエビギョーザ、そして温かい豆乳。

 香港からのKA996便の到着が遅れ、所定02:15到着のところ、02:46にようやくランディング。そのせいで、KA997便の出発も遅れそうです。

 この日の機材は、キャセイ・ドラゴンの新塗装になったレジB-LAAをつけたA330-300。E13番ゲートからの出発で、搭乗が始まったのは03:28。しかし、エコノミークラスの列はひたすら長く、僕が搭乗できたのは03:43になってから。機内はぎっしり満席御礼で、こんな時間帯のフライトがこんなに混んでいるのかとびっくりです。

 38番K席に着席し、03:51にプッシュバック開始、ネムイ。03:55にタキシング開始、ネムイ。04:09にRWY36Rから離陸、あ、寝てたかも。離陸後まもなく、スズキさんという日本人男性客室乗務員さんに、機内サービスなどに関するアンケートを頼まれ、アンケート用紙とボールペンを受け取ったんですが、あえなく爆睡。この時間、寝るなというほうがムリ。

イメージ 5 ▲ハッと目が覚めれば、もうすっかり朝ではないか。

 その後、ボックスミールも配られたようですがまったく気づかず、目が覚めたら着陸直前でした。機窓の風景は朝の光に満ち、亜熱帯地方とは言え、筋雲(觔斗雲(きんとうん)じゃないよ。)が浮かぶ秋空が広がっています。

 客室乗務員のスズキさんがアンケートを回収しに来たけれど、爆睡してて全然記入してなかったので「スミマセン」と誤りつつ用紙とボールペンを返そうとすると、「あ、けっこうですよ、ボールペンは記念にお持ち帰りください」とのこと。何年か前にも北京~香港線のドラゴンで、女性の日本人客室乗務員さんが乗務していた便に乗り合わせたことがありましたが、男性の日本人乗務員さんもいるんですね~。

 最終の着陸態勢になって高度を下げていくと、香港周辺には厚く雲がかかり、ようやく雲の下に出てみると、どうも雨が降っている様子。香港空港への着陸は、平行する2本の滑走路のうち、ランタオ島の陸地から遠い側の滑走路を使いますが、この日はなぜか陸地側のRWY07Rに着陸。着陸時間は06:57で、北京からの飛行時間は2時間48分でした。07:02に、入国審査場から最も離れた場所にある71番ゲートにスポットイン。この機材は、機内整備の後、09:30発のアモイ行きKA618便に変身するようです。

イメージ 6 ▲厚い雲の下に出ると、かなりできてきた「港珠澳大橋」が海上に続いているのが見えました。

イメージ 7 ▲入国審査場から最も遠いところにある71番ゲートに到着したKA997便。