毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

フォー・ボーとバイン・ミー(ハノイふたたび;その24)

イメージ 4 ▲ハノイ空港の新しい国際線ターミナルのレストランで朝食を食べる。

 2015年5月4日、安い!

 ハノイ・ノイバイ空港3階フロアの空きスペースに置かれた簡易宿泊施設「VATC Sleep Pod」で暑くてよく眠れぬ一夜を明かし、8時ちょっと前にチェックアウト。第2ターミナルへの連絡バスの乗り場はどこですか尋ねると、ポッドのおねえさんが親切にバス乗り場まで連れてきてくれました。バス乗り場は、1階車寄せの第2ターミナル寄りのはずれの方にありました。

イメージ 1 ▲第1ターミナルの無料連絡バス乗り場。バスはなかなか来ない。

 バスがなかなか来ず、けっこう待たされましたが、乗ってしまえば第2ターミナルはまっすぐ走ってすぐそこです。

 国際線専用の新しい第2ターミナルでチェックインをするのは今回が初めて。広々とした出発ロビーは気持ちがいいです。これから乗るのは10:35発の香港ドラゴン航空香港行きKA296便。KAのカウンターも混雑しています。

イメージ 10 ▲2014年の年末にオープンしたばかりの新ターミナル。

イメージ 2 ▲香港ドラゴン航空のチェックインカウンター。

 チェックインも済み、預け荷物も預けて身軽になったので、朝食でも食べよう。

 新しいターミナルビルの中をうろうろし、一つ上のフロアへ上がってみると、いずれは何かしらのショップがオープンしそうな工事中の囲いがまだまだ目立ちますが、その中で元気に営業中のレストランを発見。ありゃー、こりゃまただだっ広いレストランですな。どこまでがレストランなのか広すぎてわからないよ。

イメージ 3 ▲新ターミナルビル3階のレストラン。椅子が喫茶店風。

 まだ本格稼働していなくてあまり知られていないのか、空港だけに値段が高いのか、とても空いているので、駐機場や離発着する飛行機が見える窓際の席に陣取り、注文。メニューは写真付きでわかりやすい。まずは、朝食には欠かせないフォー、しかし、鶏肉を載せた「phở gà」しか食べてないので、今回はもう一つのフォーの定番、牛肉を載せた「phở bò」を食べてみよう。

イメージ 5 ▲牛肉のスライスがたっぷり載ったフォー「phở bò」。

イメージ 7 ▲スープは澄んで、あっさりながらも味わい深し。

イメージ 8 ▲ボリュームたっぷりのフォーは、幅がちょっと広めの印象。

 そしてもう一つは、2回もハノイに来ているのにまだ食べたことのない「bánh mì(バイン・ミー)」。長くフランスの影響下にあったベトナムでは、バゲットをよく食べるそうですが、Wikipediaによれば、「バイン・ミー」とは、長さ20cmほどのバゲットに切り込みを入れ、バター、パテを塗り、野菜、ハーブ類、肉などをはさみbánh mì,、ニョクマム(魚醤)をふりかけた、ベトナム庶民のファーストフードのこと。はさむものによっていろいろ種類があるようですが、僕は「bánh mì Việt Nam(バイン・ミー・ベトナム)」をオーダー。ベトナムという国の名前を冠したバイン・ミーを首都の空港で出すのだから、さぞやものすごいものがと少し期待しましたが(^_^ゝ、バターとパテ、ハム、そしてトマトとキュウリがはさまったシンプルなものでした。この二つを食べて、合わせてお会計は10万ドン。えっ、と耳を疑いました。100万ドンの間違いでは?でも10万ドンで間違いなし。日本円で530円ぐらいです。安くておいしいベトナム料理、やみつきですわ。

イメージ 6 ▲これが首都の空港で食べる「バイン・ミー・ベトナム」だ!

イメージ 9 ▲具材はバターとパテ、ハム、トマトにキュウリと、シンプルでした。