毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

出羽富士、そして津軽富士(何かと大荒れ冬休み;その3)

イメージ 1 ▲福島、山形あたりまで飛んで来ると、下界は一面の雪景色。エンジン下は猪苗代湖かな。

 2015年2月7日、少雪暖冬の青森。

 羽田発青森行きのJAL1203便、青空広がる東京の空へ舞い上がると、一路青森へ。東京の乾燥した青空の下では、2月初旬だということを忘れてしまいそうになりますが、福島県上空まで飛んで来れば、眼下は一面雪景色となり、やはりまだ冬まっただ中だということを思い出させてくれます。

 猪苗代湖から安達太良山、東西吾妻山上空を越えて山形県上空へ至ると、雲の切れ目から日本海の海岸線が見えるようになり、海岸に近いところにひときわ真っ白にそびえている山が見えてきます。あれはたぶん標高2,236mの鳥海山。真っ白で美しいですね。

イメージ 3 ▲日本海の海岸線が見えてくると、海岸に近いところに真っ白い山が。

イメージ 2 ▲これはたぶん標高2,236mの鳥海山。出羽富士とも呼ばれますな。

 鳥海山を越すと秋田県上空に入り、そろそろファイナル・アプローチ、徐々に高度をおとしていきます。大館能代空港をパスすれば、青森県上空となり、やがて眼下には冬の津軽平野が広がります。その奥には、頂上に少し雲がたなびいている堂々とした山。鳥海山は秋田「出羽富士」と称されますが、こちらは青森の「津軽富士」、岩木山であります。左側に岩木山と津軽平野を眺めながら高度を下げていくと、青森空港への着陸はもうすぐです。

イメージ 4 ▲雪に覆われた津軽平野と、その向こうには「津軽富士」こと岩木山。

 最近、冬の青森空港が注目を集めています。その理由は、 青森空港除雪隊「ホワイトインパルス」。東京ドーム12個分に相当する約55万平方mの広さをわずか40分で除雪し、降積雪による欠航を可能な限り防いでいる、日本最強最速の空港除雪チームなのです!せっかく冬に帰省したのだから、僕も「ホワイトインパルス」の活躍をこの目で見てみたいものです。

 ところが。1月後半から少雪と高温が続く青森県、滑走路やタキシーウェイ、エプロン、スポットには残雪ゼロ。除雪後の雪がすっかり溶けてなくなり、地面のアスファルトやコンクリートが乾いてしまっているではありませんか。なんか、がっかり。でも、空港運営上は、雪がないに越したことはないのだから、がっかりしてはいけませんね(^^)。

イメージ 5 ▲青森空港に到着!……って、全然雪ないやん……

イメージ 6 ▲展望デッキの立入禁止区域に雪が残るだけ。マーシャラーさんの誘導でスポットへ向かいます。

イメージ 7 ▲スポットインしたJAL1203便。地面が乾いていて、2月初旬とは思えない。