毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

宗谷岬でタコしゃぶplease!(その38;札幌でランチ)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818142933.jpg ▲札幌から出店の「白樺山荘」の辛口味噌ラーメン。

 2009年9月8日、再びら~めん共和国。

 15:36に札幌駅に到着し、時間は少々ハンパですが、朝食をがっつり食べ過ぎたせいで昼を食べていなかったので、まずはランチにしたいと思います。

 何を食べようかと思いつつ自然に足が向いたのは、またも「札幌ら~めん共和国」。芸がないと言えば芸がないですね。ほかにも札幌にはおいしいものがたくさんあるでしょうに、何も同じところへ行かなくてもよさそうなものです。実際、スープカレーにしようかという考えも一瞬頭をよぎったのですが、やはりラーメンへの欲望を断つことはできませんでした。

 前日は小樽代表のラーメン店「初代」へ行ったので、共和国内をひととおり回ってみたあと、この日は「白樺山荘」へ入りました。同店のHPによれば、店主は「約9年前に脱サラしてラーメン屋を開業」「スープをはじめ、脂、タレの中身、調理法…全て独学の結晶」とのこと。共和国のHPでは「こってり系ファンなら必食の一杯」と紹介されています。店内は店名のとおり山小屋ふうというのでしょうか。サッポロビールの昔のポスターが壁に貼ってあったりするのは昭和30年代を模した共和国全体のコンセプトにマッチしています。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818142922.jpg 山小屋ふうの店内。

 「白樺山荘」は札幌市豊平区平岸を拠点にするお店。ウリは味噌ということなので、僕は辛口味噌ラーメン、連れは味噌ラーメンを注文。

 最近、ラーメン・ブームが続く日本でこってり系というと、背脂を多用したりトンコツのごってりしたものだったり、僕はあまりおいしいと思えないのですが、味噌のこってり系なら歓迎です。大きなキクラゲに角切りに細かくしたチャーシューなどトッピングも味噌スープになじんで、僕好みであります。辛口味噌ラーメンは、スープの色が味噌色から完全に逸脱していて、真っ赤です。中国の重慶麻辣火鍋のスープのようで、日本に帰ってきてまでこんなものが食べたくなってしまうなんて……と自分のことがちょっとイヤになりましたが、カライもの好きなのでしかたありません。スープは赤くても味噌ベースはしっかりしていて、これまたおいしく食べられました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818142926.jpg 味噌ラーメン。

 「白樺山荘」にはおすすめのサイドメニューがあります。その名も「パオギョーザ」。行者ニンニク入りでスタミナバツグンのオリジナルメニューとのこと。「パオ」は肉まんやあんまんを言うときの「包子(パオズ)」からきてるんでしょうね、きっと。この種のものは中国では「パオズ」でひとくくりで、どこに行っても屋台で売っていますが、日本ではかなり珍しいでしょうね。ビールがほしくなる一品ですが、ここはぐっとこらえて、「パオギョーザ」とラーメンを味わったのでした。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818142929.jpg ▲「白樺山荘」オリジナルの「パオギョーザ」。ビールがほしくなりますなあ。