毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

またもどさまわり⑦(上り「きらきらうえつ」)

【2009年8月14日の追記】

 2年前のどさまわり旅日記のリバイバル掲載を続けています。

 このときの象潟への旅は往復とも快速「きらきらうえつ」の旅で、リゾート列車を満喫してしまいました。ただし、復路は桑川で下車。天気はそれほどくっきりと晴れていたわけではないのですが、羽越本線沿線の中でも最も夕日や海岸の景色が美しいと言われる「笹川流れ」に初めて立ち寄ってみたかったのです。一本の列車を乗り通すのも楽しいですが、こうやって時々途中下車をしながらの旅というのも楽しいものですね(^^)。

-----------------------------------

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818133223.jpg象潟駅で2時間ばかり休憩した「きらきらうえつ」。まもなく上り8872Mとなってしゅっぱ~つ!

 というわけで、象潟の道の駅「ねむの丘」の「温泉眺海の湯」に入ります!

 おおおーー、たしかに、日本海が一望できますーー(写真がなくてすんません)。

 こりゃいいわーー。泉質はナトリウム・塩化物強塩泉で海の水のようにしょっぱいのですが、美肌効果が高いのだとか。露天風呂など小細工はありませんが、ここにのーーんびり浸かって日本海に沈む夕日でも見られたらすっごいいいと思います。たった30分限定なんてもったいなさすぎるーー(T_T)。ちらちらと時計を気にしながら、それでもなんとかそれなりに「温泉に浸かりながら日本海」を楽しみました。

 汗がひく間もないまま、風呂上がりのビールもおあずけでタクシーに飛び乗って駅まで戻ってきましたが、物産館や特産品のテントなどはますます盛況だったようなので、今度はこの「ねむの丘」を楽しむためだけにでも再訪したいと思いました。

 さて、ひと風呂浴びてさっぱりした上にもうひと汗かいて象潟駅に戻り、15:22発の8872M快速「きらきらうえつ」に乗ります。今度は先頭車両の4号車に乗るのですが、海側の席が取れず山側の席でガマンします。「きらきらうえつ」、人気列車なんですね~。秋田行きの2005M特「いなほ5号」の到着を待って「きらきらうえつ」発車です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818133227.jpg 象潟、もっとゆっくり来たいです。

 酒田で6分停車の間に乗務員が交代し、車内の売店「茶屋」もオープンします。乗客も酒田でかなり乗り込んできました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818133230.jpg 酒田で6分停車。

 ではさっそく売店でお弁当を買い込んで遅目の昼食にします。売っていたお弁当は、前回食べてなかなかおいしかった「佐渡朱鷺めき弁当」を出している新発田三新軒の「まさかいくらなんでも寿司」。マスの「ま」、サケの「さ」、カニの「か」、イクラの「い」をひっかけてでできたというこの名前もユニークですが、中身もその名に恥じないほどこの4つの食材が寿司飯の上にびっしりのっかっていて十分おいしく食べることができました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818133235.jpg まさかいくらなんでも。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818133239.jpg ▲見た目に鮮やかでしかもおいしい駅弁であった。

 しかし今度はそうのんびりもしていられません。名勝「笹川流れ」に沈む夕日を見るべく、桑川で降りることにしているからです。あいにく雲が多く、どうも水平線に沈む夕日が見られそうな雰囲気ではないですが、とにかく17:26、桑川に到着です。ホームで走り去る「きらきらうえつ」を見送り、道の駅「笹川流れ」夕日会館に併設された駅を出ると、すぐ目の前は日本海でした。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818133246.jpg 桑川に到着。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818133250.jpg 去りゆく「きらきらうえつ」。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818133254.jpg桑川を出れば終点新潟まであと1時間。