毎日ヶ原新聞

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強風、波頭立つ東京湾(2018年月イチ日本・4月編;その4)

イメージ 1 ▲雪の残る青森空港で出発を待つ東京羽田行きJAL144便。

 

 2018年4月7日、残雪に小雨。

 

 十和田市での用事を済ませ、青森市内の実家に戻って2泊ほど過ごし、お昼前に青森空港へやってきました。もう4月に入って1週間経ちますが、空港周辺にはまだ雪が残っていて、まだ春遠き雪景色です。天候は曇りで、空の低いところを厚い雲が流れています。雪は残っているけれどさすがに新雪が降るほど寒くはなく、時折小雨が降ってきます。

 

 展望デッキに上がってみると、羽田からのJAL143便が所定11:10で既に到着していて、北側のスポットには、11:25発の札幌新千歳行きJAL2804便が出発を待っています。この日の機材はレジJA-226JをつけたエンブラエルERJ-170ですね。

 

イメージ 3 ▲周辺はまだ雪景色の青森空港、雲は低く、八甲田山方面は全然見えません。

 

イメージ 2 ▲11:25発の札幌新千歳行きJAL2804便はまもなく出発。

 

 これから乗るのは、12:00発の東京羽田行きJAL144便。この日の機材はレジJA-348JをつけたいつものB737-800です。11:50に搭乗して30番A席に着席し機窓の外を見遣ると、また雨が降り出したようです。

 

 11:58にドアクローズになってみると、隣の席は空席のままでラッキー。羽田までゆとりのフライトです。全体としては7割ぐらいの搭乗率でしょうか。

 

 12時ちょうどにプッシュバックし、12:04にタキシング、そして12:08にRWY24から離陸するとすぐに雲の中に突入。雨雲の中を上昇して、雲上飛行が続きました。

 

イメージ 4 ▲離陸直後でもうほとんど地上は見えず、雪が残る谷の部分がわずかに見分けられる程度ですね。

 

イメージ 5 ▲離陸後25分でようやく雲に切れ目が見えてきました。

 

イメージ 6 ▲土浦市上空通過中。左側には霞ヶ浦が広がります。

 

イメージ 7 ▲霞ヶ浦の南にぽつんと見えたのは龍ケ崎飛行場。
 
 ところどころ雲の切れ目がないではなかったけれど基本的にはずっと雲上飛行が続いたままファイナル・アプローチになって高度が下がってきて、雲の下に出ると、関東地方もびっちり雲に覆われたよろしくないお天気です。

 

 土浦市上空を南へ通過すると左手には霞ヶ浦が広がり、遠目に見えた小さな飛行場は龍ケ崎飛行場。調布から三宅島や神津島など近距離離島路線を運航している新中央航空が管理する空港で、滑走路長は800m。小型機操縦訓練や遊覧飛行が行われていて、遊覧飛行は飛行場一周のお試しコースから横浜方面を90分かけて遊覧飛行を満喫できるコースまで16コースが揃っているのだとか。

 

 眼下に住宅地が増えてきて、都市部上空にさしかかってきたところ、眼下にふと鉄道の駅が見えたので写真を撮ったら、そこは京成本線のユーカリが丘駅でした。ユーカリが丘駅といえば山万ユーカリが丘線というナゾの鉄道の起終点ですが、降りたことはないんだなあ……

 

イメージ 8 ▲京成本線と山万ユーカリが丘線が乗り入れるユーカリが丘駅周辺。

 

イメージ 9 ▲コスモ石油千葉製油所を左に見ながら東京湾上空へ抜けます。

 

イメージ 10 ▲かなり白い波が立ってます。

 

イメージ 11 ▲かなり風にあおられて大揺れです。

 

 青森を出発してしばらくした頃、キャプテンの機内アナウンスがあり、現在羽田空港周辺はたいへん強い南風が吹いており、このまま行けば定刻到着の予定ではあるが、場合によっては5分ほど遅れるかもしれない、とのこと。

 

 確かに、千葉県蘇我のあたりから、左に五井のコスモ石油千葉製油所を見ながら東京湾上空に抜けると、東京湾は一面に市白波が立っています。確かにかなり強い風が吹いているようです。高度が更に下がり、海面が更に近づいてくるとけっこう激しく白波が立っているのが更によくわかります。

 

 そんな強風の中を、かなり風にあおられて大揺れになりながら高度を下げていき、13:17にRWY23になんとか無事着陸。この日の飛行時間は1時間09分でした。13:24に4番ゲートにスポットイン。結局遅れは4分にとどまりました。到着したJAL144便は、14:10発の北九州行きJAL375便に変身するようです。

 

イメージ 12 ▲強風の中、大揺れしながら着陸し4番ゲートに到着したJAL144便。