毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

同じ機材で関空から羽田経由三沢まで(2018年月イチ日本・4月編;その3)

イメージ 2 ▲関西空港22番ゲートで出発を待つ東京羽田行きJAL224便。

 

 2018年4月5日、おみやげは豚まんで。

 

 関西空港「ダイニングコート町家小路」の「たこ焼割烹 たこ昌」でソースたこ焼きとソース焼きそばを食べて血糖値が高くなったところで、次に乗るのは15:05発の東京羽田行きJAL224便。この日の最終目的地は三沢なので、まだ先は長い。羽田で三沢行きの便に乗り継がねばならないのです。

 

 三沢からは十和田市へ移動して、十和田市で打ち合わせをすることになっているので、あっ、そうだ、おみやげに「551蓬莱」の豚まんを買っていってあげよう。「町家小路」の国内線到着ロビー寄りの入口から入ってすぐ左にある「551蓬莱」、一日の平均販売個数約17万個という大阪を代表する大人気商品であり、その匂いから、新幹線の車内で食べることの是非が問われて社会問題化(笑)していることもよく知られているとおり。実は僕はまだ一度も一個も食べたことがないので食べてみたいのだが、今回は4個入りのチルド豚まんを2箱買っておみやげにするだけにしよう(チルドは4個入りのしかない。)。

 

イメージ 3 ▲国内線搭乗エリアに入って22番ゲート方向を眺めたところ。

 

イメージ 1 ▲いつの間にか晴れて青空が広がり、関空連絡橋やりんくうタウン方面がよく見えてます。

 

 この日のJAL224便は22番ゲートからの出発で、機材はレジJA-316JをつけたB737-800。空はいつの間にか晴れ上がって青空が広がり、連絡橋や対岸のりんくうタウン方面、その奥の山々まで気持ちよく見渡せるようになってます。

 

 おっと、目に入ったのはタキシング中の山東航空機。そう言えば、瀋陽空港では山東航空はほとんど見かけないなあ。就航してないということはないと思うけど、便数がすごく少ないのかしら。そんなわけで、なんだかすごく久しぶりに見かける気がする山東航空、所定14:55着の昆明発済南経由関西行きのSC8843便が到着したところのようですね。

 

イメージ 4 ▲済南を経由して昆明から到着した山東航空SC8843便。

 

 羽田行きJAL224便は14:50に搭乗が始まり、15番K席に着席。予約時は窓際席がなくて15番C席を指定していたのですが、チェックインのときに窓際席の15番K席に変更できたんです。チェックインするのがかなり早かったからかな?搭乗してみると機内はほぼ満席だったし。

 

 15:04にドアクローズとなり、15:07にプッシュバック、そして15:12にタキシング開始です。チーフパーサーが珍しく男性で、男性のチーフパーサーの機内放送で挨拶と案内を受けてRWYエンドまで行き、15:20にRWY06Rから離陸。離陸直後は眼下に連絡橋などがよく見えていましたが、数分もすると雲上飛行となり、東へ飛べば飛ぶほど雲は厚くなるという感じでした。

 

イメージ 5 ▲RWY16Rから離陸してすぐ、連絡橋と対岸の阪南地区がよく見えます。

 

イメージ 6 ▲連絡橋を右後方に見遣りながら高度上昇中。

 

 ずっと雲上飛行なのでどこをどう飛んでいるか知る術はありませんが、キャプテンから機内アナウンスがあり、羽田空港がたいへん混雑しているため、到着は10分ほど遅れるとのこと。どうしてそんなに混んでるんだろう?

 

 最終の着陸態勢になって高度がぐんぐん下がり、垂れ込めた雲の下にようやく出てみると、かなり東京湾の海岸線の近くを飛んでいて、東京ディズニーリゾートやら葛西臨海公園やらが間近に見下ろせます。着陸時にこういう景色が見られるということは、着陸するのはRWY22。羽田空港4本目のD滑走路ができる前まではRWY16Lへの着陸というのもありましたが、RWY22への着陸の方がより陸地に近いルートをとるので、TDRや葛西臨海公園が更に低高度で近くに見ることができます。

 

 着陸直前に見える奇妙な鉄骨組みの橋は、東京ゲートブリッジ。江東区若洲と大田区城南島を結ぶ東京港臨海道路の一部で、全長2,618m。飛行機の上からはいつも見えるけれど、渡ったことがない。今のところバスなど公共交通機関は通っていないらしいので、車も持っていない僕は、今後も渡れる予定はありません(涙)。

 

イメージ 7 ▲雲の下に出てみれば、こんなに近くにTDRが。

 

イメージ 8 ▲その向こうには葛西臨海公園。

 

イメージ 9 ▲東京ゲートブリッジがここまで近く見えるのはRWY22アプローチならでは。

 

 東京は厚い雲がたれこめたどんより曇りのお天気。そんな中を、JAL224便は16:18にRWY22にランディング。この日の関西空港からの飛行時間は58分でした。16:25にいちばん端っこの24番ゲートにスポットインして、定刻から10分遅れの到着となりました。 

 

 このあとは、16:55発の三沢行きJAL159便に乗り継ぐのですが、降機してボーディングブリッジを抜けると、乗り継ぎ便の案内が手書きでしてありますが、我がJAL159便の搭乗ゲートは24番ゲートと出ています。あら、関空から乗ってきたのがそのまま三沢行きになるのね。こりゃラクでいいわい。

 

イメージ 10 ▲羽田空港24番ゲートに到着したJAL224便がこのまま三沢行きJAL159便に変身。

 

 JAL便が発着する羽田空港国内線第1ターミナルは、第2ターミナルと違って、出発客と到着客が一つのフロアに混在する構造になっているので、乗り継ぐ場合は、到着した飛行機を降りたらそのまま次の便のゲートへ向かうだけでよく、フロアの上り下りやセキュリティチェックなどがなく、とってもらくちん。それでもって今回のように到着便も出発便も同じゲートだと、到着便を降りたあとどこへも行かずにその場で待っているだけでいいので更にらくちんであります。

 

 関空からの到着が10分遅れたので、同じ機材を使うJAL159便の出発も少し遅れます。16:52に搭乗して3番A席に着席し、17:02にドアクローズしたので、定刻から7分遅れの出発ということになります。

 

イメージ 11 ▲羽田空港RWY16Lから離陸すると直後にD滑走路をまたぎます。 

 

イメージ 12 ▲東京湾上空を上昇中。霞んでるし雲は低いし、全然陸地の方が見通せないですね。

 

イメージ 13 ▲雲上飛行中。分厚い雲がぎっしりと眼下を埋め尽くしています。

 

 JAL159便、乗客には外人さんが多いですねー。米軍三沢基地の関係者なんでしょうね、やっぱり。17:05にプッシュバック、17:11にタキシングとなり、17:16にRWY16Lからテイクオフ。D滑走路をまたいで東京湾上空を急上昇しつつ左へターンする頃には早くも厚い雲の中の突入し、雲上飛行となります。

 

 ところで、関西空港でおみやげに買った「551蓬莱」の豚まんですが、チルドとは言え、けっこうにおいますな、やっぱり。保冷袋に入れて頭上の物入れに置いてあるぶんには気にならないけど、出し入れしようと袋が顔に近づくと、もわ~んと豚まん臭が。新幹線の車内で食べて苦情が出る気がわからないでもない。でもいいじゃん、これが「551蓬莱」の豚まんなんだから、どこで食べたって。ていうか、今すぐ食べてみたいよ僕も。

 

イメージ 14 ▲だいぶ日が暮れてきて、左前方に八戸市内の明かりが見えてきました。

 

 JAL159便は、ずっと内陸を飛んできて、田沢湖の東あたりで針路を西北西に変えて青森県と岩手県の県境あたりで太平洋上に出ます。日はだいぶ暮れ、街の灯が既に灯っています。
  
 太平洋上に出て針路を北に向けると、左側には太平洋に面した海岸線が広がります。八戸市の南端部から種差海岸、葦毛崎、そこからぐるりと回り込んで八戸港があり、八戸市街地の明かりが見えています。

 

 八戸市街地の明かりを見ながら更に北上し、三沢空港へは太平洋上からファイナルアプローチし、18:13にRWY28にランディング。この日の飛行時間は57分でした。18:18にスポットインし、頭上の荷物入れから「551蓬莱」の豚まんを取り出すと、やっぱりにおう(笑)。迎えに来てくれた十和田市の人にあげたら、もちろん大いに喜んでもらえました。

 

イメージ 15 ▲いちばん手前は八戸の大久喜漁港。その右は種差漁港。右奥の明かりは八戸市街地。