毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

深夜でもがっつり食べよう。(2018年月イチ日本・3月編;その2)

イメージ 5 ▲北京空港で出発を待つ香港行きKA997便。

 

 2018年3月16日、深夜にドラゴン・サンライズ。
 
 瀋陽から北京に到着したCA1626便から乗り継ぐのは、最近わりとよく利用している03:05発のキャセイ・ドラゴンKA997便です。いつもは瀋陽からCZ便で北京首都空港の第2ターミナルに到着するので、北京ではターミナル移動のどたばたから始まりますが、今回はCA便で第3ターミナルに到着したので、少しラク。

 

 国内線到着便ターンテーブルで託送荷物を受け取り、出発フロアへ上がってKA997便にチェックイン。とっくに日付は変わって、北京首都空港はまだまだ離発着便はあるけれど、さすがに人の数は少なくなり、ターミナルビル内も落ち着いた感じです。昼間は黒山の人だかりと長蛇の列で発狂的に混雑している出国審査場や保安検査場も、この時間ならするすると進むことができます。

 

イメージ 1 ▲北京首都空港のキャセイ・ラウンジのダイニングエリア。

 

イメージ 2 ▲こちらはくつろぎエリア。利用客がほとんどいなくて静まりかえってました。

 

 それでは搭乗開始までキャセイ・ラウンジで過ごすことにしましょう。

 

 キャセイ・パシフィック航空は、北京首都空港に独自にラウンジを開設しています。KA997便は、出発時刻こそ常識外れな時間ですが、香港到着が朝6時台というのが便利なのか、意外と利用客の多いフライトのように思います。なので、前回2017年9月末に利用したとき(そのときの記事はコチラ。)は、ラウンジにもけっこう人がいました。しかし今回は、ほとんど人がいない!僕がラウンジに入ったときは他に1人しかおらず、午前2時を過ぎて7人ぐらいになったという感じ。静かで落ち着けていいけれど、どうして今回はこんなに利用客が少ないのかしら?そんな静かな深夜のラウンジで、とりあえずビールでも。香港らしくカールスバーグがありました。主として中国大陸と香港で2004年から販売されている「冰純嘉士伯(Carlsberg Chill)」ですね。

 

イメージ 3 ▲静かな深夜のラウンジで、カールスバーグ・ビールでまったり。

 

 定刻02:05到着の香港からのKA996便が、01:58に着陸し、到着したようです。これでひと安心。これで折り返しのKA997便も遅れるということはないでしょう。

 

 この日のKA997便はE11番ゲートからの出発で、機材はレジB-HSJをつけたA320-200。2000年から香港ドラゴン航空機として飛んでいる機材ですが、外観はすでにきれいにキャセン・ドラゴン塗装機になっています。02:39に搭乗し、10番K席に着席しましたが、機内もリニューアルされて明るくきれいです。

 

イメージ 6 ▲北京首都空港第3ターミナルE11番ゲート。午前3時台に出発とは日本では考えられん。

 

イメージ 4 ▲就役18年になる古参機材ですが、キャセイ・ドラゴン塗装になってきれいにリニューアル。

 

 今回はアジア・マイルのアップグレード特典で席が確保できたので、ビジネスクラスに乗れます。席番は10番ですが、最前列と2列目が10番と11番になっていて、この2列8席がビジネスクラス。3列目からのエコノミークラスは22番からになっています。つことは、僕は今回は最前列に座ったってことですね。02:59にドアクローズになってみると、ビジネスクラスは8席あるうち5席が埋まりましたが、僕の隣の席は空席のままなので、隣席を気にすることなく眠っていけそうです。とはいえ、香港までの予定飛行時間は2時間55分とのことで、すぐに着いてしまいそうですが。

 

 着席すると、ウエルカムドリンクのサービスがあります。その中には、キャセイ定番の特製ドリンク(Signature Drinks)もあります。「DRAGON SUNRISE」というジン・ベースのカクテルで、最近では2012年に香港から北京へKA908便に乗ったときに飲む機会がありました(そのときの記事はコチラ。)。ジンにグアバジュースとレモンジュースを加え、ペパーミントの葉が添えられた、甘めながらも爽やかなカクテルです。

 

イメージ 7 ▲キャセイ定番のスペシャルドリンク「DRAGON SUNRISE」で歓迎されます。

 

 03:01にプッシュバックが始まり、03:05からタキシング。しかしさすが夜も眠らぬ北京首都空港、こんな夜中というか未明というか草木も眠る丑三つ時も過ぎた寅一つ時だというのに、着陸機待ちで待たされ、ようやく03:19にRWY36Rから離陸しました。

 

 そのまま眠ってしまえばいいものを、貧乏性の僕は、食事が出るならばちゃんと食べたいと思い、メニューを拝見。こんな深夜便なのに、ホットミールは3種類ある中からチョイスできます。3種類のうち2つは 、ここしばらくキャセイが続けている、「チャイナワールドホテル北京(北京中国大飯店)」内にあるスペイン料理のレストラン「ARIA」と「チャイナワールドホテル北京」と同じ敷地内にある「国貿商城」に入っているレストラン「紅館(The Red Chamber)」とのコラボメニュー。「ARIA」とのコラボメニューは「Roasted Australian lamb chop with pistachio red wine sauce couscous with apple, vegetables(豪州産ラムチョップのロースト ピスタチオと赤ワインのソース クスクス、リンゴ、野菜添え)」、「紅館」とのコラボメニューは「Wok-fried seafood with black truffle oyster sauce, vegetable rice(エビの中華炒め 黒トリュフ入りオイスターソース 野菜とライス添え)」。3つめはどこともコラボしていない「Japanese ramen in soup with duck breast, seaweed and fish cake」…… え!「ジャパニーズ・ラーメン」??これだこれだ、これにしよう。深夜だからツルツルと軽くいこう。

 

イメージ 8 ▲スターターは季節のフルーツ。

 

 ラーメンをチョイスしてしばらくすると、客室乗務員さんが戻ってきて「スミマセン、ウドンならあるんですが」と言われてしまい、ラーメンじゃないならいらんわと思い、「紅館」コラボのシーフードライスに変更しました。でも食べてみたかったですね、キャセイの機内でジャパニーズ・ラーメン。

 

 ではまずはフルーツから。キウィ、パパイヤ、スイカ、オレンジ、メロンがきれいに並んだお皿からしずしずとフルーツをいただき、食べ終わると、メインディッシュのお皿が登場。おー、なかなか彩り豊かです。真ん中に、プリプリのエビに、ごはんが進みそうな濃い味のソースがよく絡まっていて、黒トリュフもけっこうちゃんと入っています。ごはんにはシャキシャキのショウガが混ぜてあって、食感も香りもなかなかよい。食後のデザートは、マグカップにたっぷりのホットコーヒーにハーゲンダッツのアイスクリーム。ハーゲンダッツは大きいカップで、クッキー&クリームとブルーベリーともう一つ何かの3種類から選べるようになっていて、すごい。でも、ビジネスクラスの乗客5人のうち食事をしたのは僕も含めて2人だけでした。この時間だものね、食事しない方が普通よね。

 

イメージ 9 ▲お皿変わりまして、メインディッシュの登場。

 

イメージ 10 ▲黒トリュフもしっかり入り、ショウガのシャキシャキごはんもおいしいシーフードライス。

 

イメージ 11 ▲クッキー&クリーム、大好きなんですよ。それが大きいカップでいただけるなんて……(感涙)