毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

佐渡島(2018年月イチ日本・2月編;その6)

イメージ 1 ▲伊丹空港離陸後約35分で眼下に見えてきた佐渡島。なんかすごく大きいんですけど。

 

 2018年2月20日、雪景色。

 

 大阪伊丹から乗った青森行きJAL2151便、好天の中を順調に飛行し、日本海上空を北上中です。

 

 東日本へさしかかっても好天は続き、ところどころにちぎれ雲が浮かんではいますが、地上の景色はくっきりはっきりです。

 

 離陸後35分ほどすると、眼下に見えてきたのは、佐渡島。海岸線もくっきりで、雪が積もっているところもあって、美しいです。佐渡島は東京都の約半分弱の面積で、島周は262.7kmあるとのことですが、飛行高度が低いせいか、眼下に見える佐渡島が大きすぎて、島全体がワンフレームにはおさまりません。まず見渡せるのは、南の小佐渡山地の西半分ぐらいと、北の大佐渡山地の西側、それらにはさまれた真野湾と、佐渡市役所がある旧金井町、旧真野町、旧佐和田町あたりの集落の一帯です。

 

 それから、佐渡島の南北両山地の間の国仲平野と北の大佐渡山地のほぼ全貌が見えるようになってきます。国仲平野の東部、両津湾に面した両津港や加茂湖もよく見えます。よくよく眺めると、佐渡空港の滑走路も見えますね。そして最後に、北の大佐渡山地の最東端、佐渡島の最北端にあたる弾崎(はじきざき)や、鷲崎地区の集落や漁港が見え、そして佐渡島は後方へ遠ざかっていきました。

 

イメージ 3 ▲奥が佐渡島北側の大佐渡山地、まんなかの平野が国仲平野。

 

イメージ 2 ▲国仲平野の東側、両津湾に面した旧両津市の中心部と加茂湖。中央左に佐渡空港の滑走路がわかるかな?

 

イメージ 4 ▲佐渡島最東端・最北端の弾崎、鷲崎漁港あたりも見えています。

 

 記憶が定かではないですが、たぶんこのあたりで睡魔が襲い、佐渡島が遠ざかったのを最後に寝落ちしてたんじゃないかと思われ、次に記憶がよみがえるのは、もう秋田県北上空で、米代川河口部や日本海に面した東北電力能代火力発電所あたりはまだよく見えましたが、このあたりから雲が増え始め、青森県上空は雲上飛行となりました。天気悪いのかしら……

 

 というところでシートベルトサインが点灯し、最終の着陸態勢へ。全体にだいぶ曇ってはいるけれど、雲の加減で薄日が差すこともあるという感じ。雲谷スキー場まではよく見えるけれど、その向こうの八甲田連峰は完全に雲に遮られてまったく見えません。そんな中を高度をぐんぐん下げ、09:19にRWY24にランディング。この日の飛行時間は1時間14分でした。

 

 スポットインすると、隣には所定09:10到着の羽田からのJAL141便として到着したレジJA-309JをつけたB737-800が停まっていて、09:50発羽田行きJAL142便として折り返すべく機内整備を行っていました。その向こうの空に垂れ込める雲はかなり黒いですね。見るからに雪雲という感じ。これから吹雪いてくるかな?

 

イメージ 5 ▲能代市の市街地と日本海に注ぐ米代川の河口あたり。

 

イメージ 6 ▲着陸直前。山の半分がスキー場になった雲谷(もや)までは見えるけど、その奥の八甲田連峰は全然。

 

イメージ 7 ▲一瞬薄日が差して影ができた。この高架を新幹線が走っているときに通りかかってみたい。

 

イメージ 8 ▲隣にいるのは09:50発JAL142便で折り返すJALのB737-800。