毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

ダブルレインボー(X'mas in Guam;その9)

イメージ 3 ▲爽やかな青空の広がるグアム空港に到着したJL941便。

 2017年12月23日、スコール、そして虹。

 成田空港を離陸以来、ずっと太平洋上を飛んでいるわけですが、いつしか雲上飛行となり、眼下には白い雲だけが広がっています。

 短いフライトなので、食後にちょっとまったりしているうちに、最終の着陸態勢。雲も切れ、青空の下を高度をどんどん下げていき、やがて陸地が見えてきました。あれがグアム島だ!グアム島の面積は549k㎡で、淡路島よりちょい小さいぐらい。形もなんとなく似ていて、南西-北東にかけて細長い島が横たわっているという感じです。

 そんなグアム島のほぼ真ん中の北側にあるグアム空港へ、JL941便は西側からアプローチしていきます。

イメージ 1 ▲太平洋上での巡航中は、ずっと雲上飛行が続きました。

 グアム空港の正式名称は、「アントニオ・B・ウォン・パット国際空港(Antonio B. Won Pat International Airport)」。アントニオ・B・ウォン・パットは、グアムから初めて選出されたアメリカ合衆国下院の代議員で、1987年にパット氏がなくなったのを機に、その翌年の1988年にこの正式名称が命名されたとのことです。

 おお~、海がキレイ~~。そして、グアム島中部の北岸一帯に広がるリゾートホテルが建ち並ぶエリアを眺めながら、15:17にRWY06Lにランディング。来ましたよ来ましたよグアムに!成田空港からの飛行時間は3時間10分でした。近い!!

イメージ 2 ▲着陸直前の眺め。グアム島中部北岸一帯、大きなホテルがいっぱい見えます~。

 15:21に10番ゲートにスポットインし、いよいよ降機。今まで、アメリカ合衆国には出張でワシントンD.C.に2回行ったことがあるだけなので、プライベートで、しかもワシントンD.C.以外のアメリカに上陸するのは、今回がまったく初めてです。

 日本人がアメリカに入国するには、ビザは必要ないですが、そのかわり「ESTA(電子渡航認証システム)」の事前申請が必要です。しかし、グアムへ渡航する場合は、「グアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム」というのがあり、このプログラムを利用すれば、ESTAの事前申請も必要ありません。ただし、I-736という入国カードを1人1枚記入して提出しなければなりません。

 我々は、よくわからないまま、まあアメリカに行くんだからESTAを申請するのがいいんだろうな、ぐらいの気持ちで、ESTAを事前申請しておきました。そしたら、入国審査場で、ESTAの人はコチラ、みたいな案内があるんですが、そちらに進んでいる人はすごく少なくて、えっ僕たち進む方向間違ってない?とちょっと不安になるほど。そしてわかったことは、グアムにESTAを事前申請してから来る人は非常に少ないということでした。ESTAは手数料をとられるからなんでしょうかね。そのおかげで、我々はまったく並ぶこともなくスイスイと入国審査を済ませ、託送荷物をピックアップして到着ロビーまで出ることができました。

イメージ 4 ▲ホテルの部屋のベランダから見えた海。来たぜ、グアム!

 到着ロビーに出ると、ホテルから迎えが来てくれていて、送迎車でホテルへ直行。今回滞在するのは、空港から4kmほど離れた、タモン・ベイのほぼ西のはずれにある「ヒルトングアム リゾート&スパ」。チェックインを済ませて部屋へ入ると、ベランダからは、タモン・ベイのめっっちゃキレイな海と、真っ白い雲が浮かぶ真っ青な空、ゆるやかに弧を描く海岸線の向こうにはタモン・ベイの東側に点在するリゾートホテル群や恋人岬の方までが見渡せて、こりゃちょっと感激だ。

 時間はまだ午後4時を回ったばかり。さっそく泳ぎに行こう!ということで、さっさと着替えてプールへ繰り出しました。ところが、プールへ出たとたんににわかに空が掻き曇り、雨が降ってきました。これがスコールってやつか?いや、スコールというほどではなく、まあ「にわか雨」程度でしょうか。

イメージ 5 ▲雨が上がったら、タモン・ベイに虹がかかった!

イメージ 6 ▲しかも、二重の虹だった!

イメージ 7 ▲グアムに到着するなり、二重の虹が見られて、なんかラッキーでハッピーかも。

 この雨はすぐに止みましたが、するとタモン・ベイに、虹がかかりました。しかもなんと、二重の虹。最初は、タモン・ベイの向こう側、恋人岬の沖あたりに片方の虹の脚がある一本の虹でしたが、雨降りのエリアが動いたのでしょうか、しばらくするともっと手前に、よりくっきりとした、しかも二重の虹がかかりました。正虹も副虹もくっきりとよく見えています。わー、なんか感激。グアムについたばかりでこんな素晴らしい虹が見られて、うれしいなあ。

 ところで、二重の虹の外側を「副虹」というそうですが、副虹は水滴の中で光が2回屈折するので、内側の「正虹」よりも暗く、色の並びが逆になるそうです。へえーーー。

イメージ 8 ▲雲が夕焼け色に染まるまで、プールで遊んでました。