毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

京都で甘味など。(X'mas in Guam;その6)

イメージ 1 ▲京都堀川通寺之内「田丸弥」喫茶部のあんみつには抹茶アイスクリームに更に抹茶がはらり。

 2017年12月22日、つぶあんサイコー。

 「Le Petit Mec」でパンを食べ、老舗「鳥岩樓」で絶品の親子丼を食べ、次は締めのデザートですかね。

 今回案内してくれた旧友の香港人は、茶道をたしなんでいるので、お手前に使う小物をついでに買いに行きたいというので、「鳥岩樓」から東へ歩いて堀川通りに出て、少し北上。堀川通りの東側は無数の寺院がひしめきあっているエリア。そんな堀川通りと寺之内通りの角のあたりにあるのが「田丸弥 堀川店」。北には「人形寺」として知られる「宝鏡寺」、南と東jには、浄土宗知恩院末の寺院「報恩寺」とその唯一現存する塔頭(たっちゅう)「永寿院」があり、裏千家今日庵、茶道裏千家淡交会総本部、茶道総合資料館、表千家不審菴、本阿弥光悦作の胥や庭が多く残る日蓮宗叡昌山「本法寺」などもすぐ近くにあって、茶道の本拠地、茶道の聖地とも言える場所であります。

イメージ 4 ▲茶道の本拠地に立地する「田丸弥 堀川店」。

 「田丸弥」の本店は京洛北大徳寺の旧境内地にあり、もともと江戸時代までは丹波で旅籠を営み、手作りの菓子で旅人をもてなしていたのが、江戸から大正にかけて徐々に拠点を京都に移し、手焼きせんべい作りが家業の中心となり、今や知る人ぞ知る老舗の「京のおせん処」となりました。薄焼きせんべい「白川路」が名物だそうです。

 そんな「田丸弥」の堀川店の2階には、40年近く前に「美術工芸部」が設けられ、 茶道の道具、茶器、お茶会用品から、ガラス工芸品、軸、漆器、和雑貨などを扱っています。香港人の友人はここが行きつけらしく、小茶巾入れなどを求めました。それから1階へ下りると、1階は手前でお菓子の販売を行っていて、奥が喫茶室になっているので、喫茶室でまったり甘味でもいただきましょう。

 ふだん中国なんぞで暮らしていると、たまに帰国して食べる日本の甘味は本当においしい。洋菓子も和菓子も、日本のものはなんでも飛び抜けておいしい。特にあんこ好きにとっては、帰国の機会に小豆あんをたっぷり摂取していきたいもの。なので、ここ「田丸弥」でも、僕はぜんざいをチョイス。焼いてほどよく焦げ目がついた丸餅が2つ入ったぜんざいは、たまらなくウマイ。香港人はあんみつ。つるりとした白玉に抹茶アイスクリーム、栗の甘露煮、もちろん小豆あんもたっぷり。日本の甘味って、ホントすばらしいなあ。

イメージ 2 ▲ぜんざい、いただきます。箸袋には「京 堀川寺の内 田丸弥」と。

イメージ 3 ▲あんこ好きにはたまらない一品。焼いた丸餅が入っているのが京都らしいのかな?