毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

ちょっと函館行ってきた(おまけ;函館ラスク)

f:id:mainichigaharu:20190930220430j:plain▲函館みやげとしては、今ならこの「函館ラスク」をイチオシしたい!

 

 2019年6月2日、シュール。

 

 今回函館へ行く少し前にネットで「函館ラスク」のニュースを見かけました。今、函館みやげとして「函館ラスク」が人気だというのです。

 

 函館空港でそれをふと思いだし、空港内の売店を探してみたところ、なんと、ありました!手頃なサイズの小箱に入った「函館ラスク」、箱には、ネットニュースでも紹介されていた、可愛いというよりはシュールなイラストが描かれています。うん、これだこれだ、これはばらまきお土産に実にちょうどよい。

 

 しかしそれにしてもこの外箱のイラスト……なんと言うか……ビミョー。

 

 そしてシュールなのが、外箱に描かれているレトロ調な貴婦人が、ラスクのフレーバーを頭に載せてるんですね。メロンとかオレンジとかバターとか。チョコレートに至っては髪にささってるし。かんざしじゃあるまいし。オレンジと抹茶は、頭に載せてるだけじゃなく、オレンジや茶筅をピアスにして耳たぶからぶら下げているではないか。

 

 そして最もシュール感が出ているのが、頭に載せてあるフレーバーが、相撲の行司の烏帽子のように、ちゃんとあごひもで結んで固定してあるところじゃないでしょうか。そしてそのあごひもが襟元で美しくリボンのように結ばれているのがオシャレ(笑)。ああ、ほんとは12種類全部買って、全部並べた写真を紹介したかった! 

 

f:id:mainichigaharu:20190930220426j:plain▲とりあえず今回は4種類買ってきてみた。

 

f:id:mainichigaharu:20190930220434j:plain▲フレーバーは上面には文字で書いてあるけどイラスト面はイラストのみ。

 

 この「函館ラスク」を製造販売しているのは、1929年(昭和4年)11月に函館の松風町で創業し、今は亀田本町に本店を構えるパンとスイーツの店「キングベーク」。ラスクはもともと商品としてあったそうですが、発売当初はフランスパンで作っていたそうです。その後、100%北海道産の小麦粉やバターを使った同店自慢の食パンを使って、優しい食感で食べやすい一口サイズにリニューアルしたところ、地元市民の間でも大人気になったのだとか。

 

 一つ箱を開けてみますと、中には一口サイズのラスクのキューブが入った小袋と、フレーバーの紹介が描かれたしおりが入っています。しおりには、「キングベーク」自慢の食パンをあごひも(リボン)で頭頂部に固定した貴婦人と貴人が描かれています。なるほど。

 

 この「函館ラスク」、フレーバーが12種類と超充実してまして、味噌・バター・ストロベリーチョコレート・ガーリック・明太子・赤肉メロン・コーヒー・抹茶・ホワイトチョコレート・チョコレート・オレンジ・チーズの全12種類。八雲町・服部醸造の「味噌」や、青森県産の「にんにく」など甘さを控えたフレーバーも喜ばれているのだそうな。いずれは全種類食べてみたいです(実はまだどれも食べていないので味についてのコメントはできません。)。

 

f:id:mainichigaharu:20190930220439j:plain▲箱の中に入っているラスクの小袋としおり。これは赤肉メロンです。