毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

こぎん刺しで「ようこそ」(Long Summer Vacation;その39)

f:id:mainichigaharu:20191002234900j:plain▲リニューアルされた弘前駅、ホームではこぎん刺し柄で「ようこそ弘前へ」。

 

 2018年7月17日、涼しい。

 

 関東上空を離れるとJAL141便は雲上飛行になり、青森空港への最終着陸態勢になって高度が下がっていっても、なかなか地上が見えてこない。青森地方、天候が悪そうです。

 

 ようやく地上が見えたと思ったらそこはもう青森市中心部の上空で、陸奥湾上空へと抜けて行きますが、このうっすらもやったような感じは、青森市内、雨が降っているようです。着陸直前の機内アナウンスによれば、気温は22℃とのこと。7月も半ばを過ぎて22℃とは、涼しすぎる!

 

 陸奥湾上空を夏泊半島の真ん中ぐらいまで行って、右旋回でぐるりと進行方向を変え、青森空港RWY24の延長線上に入ってまっすぐに下りていきます。09:10にランディング。この日の飛行時間は61分でした。うーん、けっこうな雨ですね……

 

f:id:mainichigaharu:20191002234838j:plain▲最終の着陸態勢になって高度が下がりようやく地上が見えたときにはもう青森市上空。

 

f:id:mainichigaharu:20191002234842j:plain▲手前は堤川の河口。真ん中へんの出っ張った埋め立て地は青森新中央埠頭。

 

f:id:mainichigaharu:20191002234846j:plain▲夏泊半島西岸、茂浦漁港を見下ろしながら降下します。左の小島は茂浦島。

 

f:id:mainichigaharu:20191002234851j:plain▲青森空港、どんよりと厚い雲が立ちこめて、雨でした。気温22℃。

 

 青森空港からは、09:45発の弘南バスの空港連絡バスに乗って、弘前駅へ出ます。青森空港から弘前へ出るのは実はこれが初めて。途中、浪岡、藤崎を経由して約40km弱で、所要時間は55分ほどです。意外に遠い気もするなあ。

 

 弘前では、この春に十和田市から弘前市に転勤になった友人と久しぶりに再会してランチを食べ、ランチ終了後は列車で青森へ帰ります。弘前駅に来るのもなんだか久しぶり。知らぬ間に弘前駅はリニューアルされてました。2017年4月にリニューアルが完成したそうです。駅舎2階の改札前壁面に、弘前の四季をイメージした弘前城や桜、冬の岩木山、弘前ねぷたなどを津軽こぎん刺し模様で描き、ホームにつながる階段やエスカレーター付近の壁面、案内板にもこぎん刺し模様を施したということです。こぎん刺し模様はすごくいいとは思うんですが、県外客などこぎん刺しを知らない人にはパッと見ただけではこぎん刺しだと伝わらないだろうなあ。

 

f:id:mainichigaharu:20191002234855j:plain▲弘前駅1番線から、13:44発の青森行き659Mに乗って帰ります。

 

 1番線に停まっているのは、弘前始発の13:44発青森行き普通列車659M。まいどおなじみ秋田色の701系電車の3両編成です。前面や車側の行き先表示が冴えないオレンジ色のLED表示なのがつまらない。

 

 平日の昼下がりということで乗客は少なく、余裕で座れて弘前を出発すると、撫牛子、川部、北常盤、浪岡、大釈迦とひと駅ひと駅停まっていきます。大釈迦では停車時間が4分あり、ここで青森からの8634D快速「リゾートしらかみ4号」と交換します。その次の鶴ヶ坂でも少々停車し、青森からの弘前行き普通列車658Mと交換して同時発車です。新青森では、14:38発の東京行き「はやぶさ28号」に乗り継ぐ人が降り、13:58着の「はやぶさ17号」から乗り継ぐ人が乗って、終点青森には14:34に到着しました。

 

f:id:mainichigaharu:20191002234904j:plain▲701系電車のこの行き先表示がなんとも味気ない。